原作：ロバート・ハリス
監督: ロマン・ポランスキー
出演: ユアン・マクレガー, ピアース・ブロスナン, キム・キャトラル, オリヴィア・ウィリアムズ, トム・ウィルキンソン
なるほど最後の最後まで楽しめる映画である。まず、さすがイギリスの名優をそろえている。なんとなく、最初は、ドラゴン・タトゥーの女みたいなストーリーかと思ったけど。A級のサスペンス映画だ。さすがロマン・ポランスキーだ。
ユアン・マクレガーが、すばらしい抑えた演技が光る。そう言えば、ずっと名前を呼ばれていない。そして名前を聞かれるとゴーストと答えている。ピアース・ブロスナンは逆に愚かな首相を本当にうまく演じている。ルース役のオリヴィア・ウィリアムズも迫真の演技である。
舞台となっているアメリカの島は、ケープコッドの近くの島なんだがどこか特定できない引退したイギリスの首相は、トニー・ブレアによく似ている。原作者のロバート・ハリスは、BBCのリポーターでトニー・ブレアを支持していたけどイラク戦争の後からは、仕事をやめてこの小説The Ghostを書き始めた。
ロマン・ポランスキーはやっぱりアメリカが嫌いだろう。アメリカもロマン・ポランスキーが嫌いだろけど。2009年にスイスで捕まっているのは、アメリカの陰謀なのかな？
この映画で出てくるシャルドネの白。このラインハルト・ワイナリーのは架空のワイナリーだろう。ラインハルト出版会社が所有しているワイナリーと言う事か。
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