監督: リチャード・リンクレイター
出演: イーサン・ホーク, ジュリー・デルピ
この映画は、会話が中心。列車で出会った二人が、ウィーンの町を明け方まで歩く。自然な会話が素晴らしい。なんか若い二人の会話が、あの頃の若者の典型的な会話のような気がする。ジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジュリー・デルピー)は、出来るだけ自然な感じで会話をしている。特にピンボールのゲーム中の会話は、長まわしだし、いつゲームが終わるかわからない。その自然さが伝わってくる。
ウィーンの町は、やっぱり絵になるんだと思う事しきり。あの観覧車は、第三の男でも使われたもの。ただ映画の作りとしては、大規模なロケと言うよりは低予算の映画の雰囲気がある。
ジェシーの本当の名前は、ジェームス。映画の中では、ジェシー・ジェームスとセリーヌがからかう所があるが、本当はジェームス・ジョイスとかけていそう。ジェームス・ジョイスのユリシーズは、ダブリンの町を一日かけて歩く物語。
My Rating(評価): 14/20
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