dreaming on clouds

Changeling 2008 チェンジリング

監督: クリント・イーストウッド
出演: アンジェリーナ・ジョリー, ジョン・マルコヴィッチ, ジェフリー・ドノヴァン, コルム・フィオール, エイミー・ライアン

changelingとは、妖精が可愛い子供と醜い子供とを取り替えたと言うおとぎ話からきた取り替え子の意味である。
やっとレンタルで見た。これは単なる誘拐事件の話かと思っていた。ところが、内容は、ロサンゼルス市警の腐敗を描いている。警察のミスを隠す為に権力を使い隠ぺいする仕組みが描かれている。市警が誘拐された子供を別人と間違えて母に渡してから、市警と母の対決が始まる。彼女は精神病にされて、市警から直接精神病院に送られてしまう。当時の精神病院の悲惨な状況が克明に描かれている。誘拐事件は最後に連続殺人事件に変わっていくのだが、その内容もすごい。
まず監督のクリント・イーストウッドが素晴らしい。監督になってからこう言った社会正義を題材にした映画が多い。主人公のクリスティン・コリンズを演じているアンジェリーナ・ジョリーは、おそらくミスキャスト。もう少し女性らしく華奢で弱さがあり、子供の為に強くならなければいけないというところが出せる女優の方が良かったのでは。実在の話なので、女性像がアンジェリーナ・ジョリーに近かったのかもしれないが。

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