The Rite 2011 ザ・ライト エクソシストの真実

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監督: ミカエル・ハフストローム
出演: アンソニー・ホプキンス, コリン・オドナヒュー, アリシー・ブラガ, キアラン・ハインズ, トビー・ジョーンズ

邦題は、ザ・ライトだが、これで観客は題の意味が分かるだろうか。Riteは儀式という意味だが、rightなどたくさんの同じ発音のことばがあるし、日本語ならlightでも同じ発音だ。原作は、Matt Baglio のThe Rite: The Making of a Modern Exorcistである。エクソシストの真実という邦題は、なるほどと思うけど。
映画の内容だが、信仰に確信をもてない若者が、エクソシストになるまでを描いた作品である。実際にアメリカには、14人エクソシストがいると映画の最後にナレーションされる。
内容的には、それほどグロなシーンはないし、それほど怖くもない。どちらか言えば、若い神父マイケル・コバックの精神的な葛藤、悪魔、エクソシストへの懐疑が、次第に強い信仰に変わってくるところに焦点を当てている。でもやっぱりこの映画の見所は、アンソニー・ホプキンスの存在感である。すごいですね。非常に怖い映画を見たいと思って見ると少し肩すかしに合うかも。どちらかと言えば、アンソニー・ホプキンスの怪演が見たい人には大満足かも。

悪魔の名前を質すと、バアルと叫んだ。なぜ悪魔の名前がわかると悪魔が退散するのかは、疑問のままなのだが。
バアルは、カナン人の最高の神であったが、旧約聖書、新約聖書では、異教徒の神で悪魔の代表となった。つまり、聖書の中でもかなり古い悪魔の代表である。

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