Taking Woodstock 2009 ウッドストックがやってくる

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原作:トム・モンテ、エリオット・タイバー
監督:アン・リー
出演:デメトリ・マーチン、ヘンリー・グッドマン、エドワード・ヒベール

僕には、ウッドストックは名前しか伝わらなかったし、いったいどんなことが起きていたんだろうという意味で興味津々で見た映画である。
原作では、エリオットは、ユダヤ人のゲイでデブとなっているけど、すこしかわいくナイーブな若者として描かれている。確かにこの村にウッドストックフェスティバルが来る過程が描かれているが、エリオットが、自由に自分でゲイだと宣言できるような心の開放感も描かれている。エリオットがLSDを体験してカラフルな幻覚を見るのもそう言えばそんなことが言われていたっけと言う感じである。最後の日には雨がふって、泥まみれになって遊んだりしているのは、なんか開放感、少年の頃の純粋な気持ちへの回帰みたいなところだろう。何と言ってもエリオットの母のがとても面白い。こんな強欲でわがままな母親がいたら、こどもはどんな風に育つんだろうと思ってしまうが、映画を見ながら笑いがこらえれない。ウッドストックがこの村に来て何が変わったのかと言う一つの答えに、エリオットの父は、また生きているという感覚を持つことができたと言っている。老いた人にとってもフレッシュな体験だったんだろう。
最後にもっとあの時の歌が入っていたら良かったのにと思ったことかな。コンサートに出演したミュージシャンは、ジミ・ヘンドリックス、ザ・フー、グレイトフル・デッド、ジャニス・ジョプリンなど。

プロデューサーのマイケル・ラングが言っていた、次のコンサートはローリングストーンズ主催のコンサートだった。1969年、カリフォルニア州オルタモント・スピードウェイで行われたローリング・ストーンズ主催による、ジェファーソン・エアプレインらが出演したフリー・コンサート。

ウッドストック・フェスティバルは、1969年アポロ11号が月面着陸した夏、8月15日から17日までの3日間ニューヨーク州のサリバン郡ベセルで開かれた。参加者は、最終的には、40万人以上であったらしい。
このロック・フェスティバルは、アルスター郡ウッドストックにおけるアート・ムーブメントに関連して名付けられたが、アルスター郡内で、周辺住民の反対運動のため適当な開催地が決まらず、近郊のサリバン郡ベセルにあるマックス・ヤスガー所有の酪農農場が会場となった。
1960年代のヒューマンビーインと呼ばれる人間性回復のための集会でもあり、音楽イベントとしてのみならず、ヒッピー時代の頂点を示す象徴と捉えられている。
ウッドストックには平和と愛を祝うために51万人近くが集い「幸せな時間を共有した」とはよく語られるロマンチックな「伝説」である。
ヒッピーは、伝統・制度などの既成の価値観に縛られた社会生活を否定することを信条とし、また、自然への回帰を提唱する人々の総称。1960年代後半に、おもにアメリカの若者の間で生まれたムーブメントで、のちに世界中に広まった。 彼らは基本的に自然と愛と平和と芸術と自由を愛していると述べている

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