監督: ジェイソン・ライトマン
出演: ジョージ・クルーニー、ヴェラ・ファーミガ、アナ・ケンドリック
アメリカ映画で、アメリカ人を描いているのに、典型的なアメリカ映画ではない。最初はコメディしかし、すこしづつ映画のテンポは変わって行く。ライアン・ビンガムは、解雇を申し渡す人である。明るい仕事ではない。ライアンの生活は、普通とは違い、家族を持たず、スーツケース一個で飛行機に乗って飛び回るのが生活。アメリカ全体がひどい不景気に入ったため作られる映画も変わったと考えた方がよいのか。典型的なアメリカの生活（家を持ち、犬を飼い、子供たちがいて幸せに過ごす）をやや否定してる。ライアンの妹の婚約者が、結婚に際して、"結婚て何。結婚して、子供をつくって、子供が学校にいって、また結婚して子供を作る。最後に僕は死ぬだけだ"と言って結婚にたいして迷いを示す。またライアンがたどり着いた1000万マイルは、過去の好景気の象徴のようでもある。これから彼は何をして行くのだろう。
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