原作；筒井康隆
監督: 今敏
出演: 古谷徹, 林原めぐみ
もう日本ではDVDも出ている。アメリカではやっと、公開。映画館の外で見る前に、一人で立っている老人に声をかけられた。Paprika is wonderful!! 僕を日本人とわかったのかな。それにしても年取った人からも評価される映画である。確かに劇場には、かなり年配の人も多かった。この映画館(Landmark Kendall Square Cinema)がCambridgeにある外国映画など良い映画長く上映する映画館のためだろうか。かなり日本のアニメに関するコアなファンが来るのかもしれない。
SiFi的には筒井康隆原作でもありかなり独創的でおもしろい、ストーリーには最近の日本映画にあるやや単純な人間関係や感情反応であるが、きっとアメリカ的に見れば、歌舞伎的、紙芝居的な人間関係のおもしろさがあるのだろう。当然ストーリーの展開とアニメの表現はまだ日本のアニメーションが世界的にハイレベルにあると実感する映画で楽しめた。最近のハリウッドの3D的なアニメーションに慣れて来たせいか、2D的な日本のアニメに少し郷愁を感じるが。
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