Blade Runner 2049 ブレードランナー 2049 2017

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Blade Runner 2049Blade Runner 2049 ブレードランナー 2017

監督: ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演者: ライアン・ゴズリング, ハリソン・フォード, アナ・デ・アルマス

前作のブレードランナーのハリソン・フォードが引き続きリック・デッカード役で出演し、前作の監督リドリー・スコットは製作総指揮を務めた。
やっぱりこの映画はすごい。迫力、緊張感、世界観が通常のSF映画に比べてある。SFなのにこのリアル感はなんなんだ。
SFの世界とリアル感が重なって、観客がその中に引き込まれる。

LAPDに属する最新型レプリカントのKはブレードランナーとして、旧式レプリカントを処刑する職務に就き、家ではウォレス社製のホログラフィーAIであるジョイと恋人として過ごす日々を送っていた。
捜査官Kはまさにライアン・ゴズリングにはぴったりの役だ。Kの恋人であるAIのジョイの透明感のある映像が空間に投射されている映像らしく上手く表現されている。
ジョイとマリエットが2重に重なりながら、Kと愛し合うのは新しい映像でありシーンだ。

レプリカントの反乱軍から、Kは自分が囮のレプリカントであり、木彫りの馬の思い出は実は彼に与えられた偽りの記憶だったことに気づく。この自分の捜査中に、思い込んだ結論が実はレプリカントの罠だったとは。ここが一番面白い。SF映画でありながら推理的要素がいっぱいあるのだ。これは、ミッキー・ロークのエンゼルハートの時のショックと同じような感じである。

ラブと最後にK(ライオン・ゴズリング)が戦うときに、彼の顔が青色になるのだが、あれはオンリー・ゴッドのオマージュだろう。それにしてもまさに死闘である。そして波の中で、デッカーとKが立ち上がる迫力がすごい。そして後半の最後に本当のレイチェル(レプリカント ネクサス6型)とデッカーの子供は誰なのかがわかる。
Kにはそれが誰だかわかり、デッカーを連れていく。デッカーが、K(ジョー)にお前は俺のなんだと聞くのだが?Kは答えない。Kが階段に横になって、雪が降る中で微笑んでそして目をつむる。彼はどんな夢をみているんだろう。(当然Kは、デッカーが本当の父だと思ったし、その気持ちは最後まで消えていない。レプリカントの反乱軍が娘に会わせずデッカーを殺せと命令されても、彼が親子を対面させたのはデッカーのためだろう。)このシーンが一番かっこいい。やっぱりライアン・ゴズリングならではである。最終的には、デッカーはまた最後にレプリカントによって助けられた。

この映画のCGは本当に素晴らしい。表にリアル感がある。ドルビー・アトラスで見たが、音響効果もよく迫力が違う。
日本語もよく出てくるが、韓国語もありだ。これは前作によく日本語が出ていたのとの繋がりだろう。
この映画は久しぶりに感動したSF映画である。まさに前作に続き傑作SFである。そしてこの作品のほうが理解しやすい。

最初のクローズアップの目は、レブリンカントの目である。まつ毛も白い。
Kのリングトーンは、プロコフィエフのピーターと狼だった。懐かしい曲である。
ラス・ベガスのショーに出てくるのは、エルビス・プレスリー、マリリン・モンロー
そしてジュークボックスはフランク・シナトラだった。

My Rating(評価): 18/20
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