Seeking a Friend for the End of the World エンド・オブ・ザ・ワールド 2012

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Seeking a Friend for the End of the World エンド・オブ・ザ・ワールド 2012

監督: ローリーン・スカファリア
脚本、原作: ローリーン・スカファリア
出演: スティーヴ・カレル, キーラ・ナイトレイ, コニー・ブリットン, アダム・ブロディ, ロブ・コードリー

恋愛ものとSFものが合体するとこうなるというものか。地球滅亡といっても、それに関する映像はほとんど出てこない。

誰もが逃げることが出来ない地球滅亡の日が3週間後に迫っている。
多くは、暴動を起こしたり、好き勝手にドラッグやセックスをしたり、
自殺をする人もいる。そして家族と一緒に時を過ごしたり、愛する人と一緒に時をすごすの人もいる。

保険セールスマンのドッジは、地球滅亡がわかった時に妻に逃げられると言う悲惨な体験をする。ペニーは、階下で恋人と暮らしていたが、恋人と別れて家族でイギリスに行くことになったが、飛行機に乗り遅れてしまう。ドッジの家の前でうろうろしていた。それに気づいたドッジは、ペニーを招き入れる。もしも世界が終わることがなかったら出会わなかった二人の話である。
彼のアパートを掃除するエルサは、地球滅亡の日がわかっても同じように掃除に来る。
二人の出会いは何もロマンチックではない。まして階下に住んでいたペニーが間違って届いたドッジのあて手紙を届けずに部屋に置いていたのだから。そしてドッジの昔の彼女のオリヴィアを探しに旅にでるのだが。

今回の映画の小道具はレコードとハーモニカ。
どうしてかペニーは、レコードを持って旅をする。どしてレコードがいいんだろう。久しぶりにレコードに針を落とす音を聞いた。懐かしい気持ちがわいてくるし、かかっている曲も懐かしい感じである。
ドッジが大切にしたハーモニカが最後までうまく使われていて面白い。

スティーヴ・カレルの優しくて、だめ男的な雰囲気がいい。
キーラ・ナイトレイの笑顔がいい。彼女が笑うときの目もとがかわいい。

最後に一緒にいたいと思う人はだれか、どのように過ごすのがいいのかというのがこの映画のテーマでもある。

ローリーン・スカファリアは、これが初めての映画監督で脚本も担当している。女性監督として繊細なストーリーの作り方がこの映画の魅力である。

最終的には非常にロマンチックな恋愛映画であった。世界の終わりが近づいてきても、静かにお互いの気持ちを暖めあうところに、ほろりときてしまう。

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