dreaming on clouds

グッモーエビアン! 　2012

原作: 吉川トリコ
監督: 山本透
出演: 麻生久美子, 大泉 洋, 三吉彩花, 能年玲奈

舞台が名古屋だ。作者の吉川 トリコは、名古屋市出身。なるほど。最近さよならドビュッシーもそうだったが、名古屋が舞台の映画は親しみを感じてしまう。学校は名古屋市立栄生..中学校と出ている。近くの川は庄内川だ。商店街はどこだろう。

15歳のハツキを中心とした、飛んでいる母とその同居人のヤグ、そして友達のトモちゃんと関係がうまく描かれている。
自分が何気なく行ったことが人を傷つけてしまう。こんな時期も青春だ。この微妙な心の動きがうまく表現されている。これは原作の良さもあるが、映画の中でも非常に良く表現されている。
家族のつながり、母との関係、友達との関係、青春、進学、そして母の恋人。いろいろなテーマが奇麗に繫がっていて何よりも心温まるストーリーで、最後に泣かせる。

ヤグ役の大泉洋は、すこしオーバーな演技が時々気になるのだがこの映画ではいい味を出している。それに何と言っても大泉 洋が歌うロックがかっこ良かった。こんなに歌がうまいなんて。アキ役の麻生久美子は、いつも安定した演技。ハツキ 役の三吉彩花が可愛い。あまちゃんで人気の能年玲奈が、ハツキの友達のトモちゃん役で出ている。脇役だがいい味がでている。

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