原作；小路 幸也
監督: 青山真治
出演: 三浦春馬, 榮倉奈々, 小西真奈美, 井川遥
なんかほんのり、やさしくさせる映画である。
三浦春馬の大学生の光司の役も自然な役作りでいい。幼馴染みの富永役の榮倉奈々も、彼女の自然な良さがでていていい。二人での部屋でご飯を食べて話すシーンも爽やかな雰囲気が一杯でている。幽霊のヒロがこの話の展開に必要なのかはわからない。なんか付け足しのようで、すこし不自然。それでも不思議にマッチしている。親の再婚で義理の姉となった美咲役の小西真奈美は、それなりにいいんだが、映画の設定か、光司との距離感が解り難い。もう少し演技の中に出ていてもいいのかな。謎の女性役の井川遥は、親子で出てきて確かに美しい奥さんを演じきっている。
映画の中にでてくる言葉がなかなか意味深でいい。不思議にかなり年をとった人から諭されているようだ。東京にたくさんの公園があってそれを取り囲んでいる東京自体が大きな公園なんだ。というのも印象に残った言葉なんだが。
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