My Blueberry Nights 2007 マイ・ブルーベリー・ナイツ

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監督: ウォン・カーウァイ
出演: ノラ・ジョーンズ, ジュード・ロウ, デヴィッド・ストラザーン, レイチェル・ワイズ, ナタリー・ポートマン

ニューヨーク。失恋したエリザベスは、とあるカフェに出入りするようになる。
そのカフェには、毎晩ブルーベリー・パイを残して待っていてくれるカフェのオーナー、ジェレミーがいた。
ニューヨークに住んでいたエリザベス(ノラ・ジョーンズ)が、恋人にふられて、
カフェで働くジェレミー(ジュード・ロウ)に出会う。そして恋人を忘れるたびに出て、いろんな人に出会う。
オムニバス形式的に主人公のエリザベスの目を通して、去った妻(レイチェル・ワイズ)をいつまでも思い続ける警察官、人が信じられないギャンブラー レスリー(ナタリー・ポートマン)が、病の父に会いに行くのにつきあう。様々な愛の形を見ながら、次第に失恋から立ち直って行くエリザベス。

ウォン・カーウァイは香港の監督で、脚本も参加している。恋愛の描き方は、どちらかと言えば、エリザベスが1年近くジェレミーに手紙を書き続けたり、ジェレミーが好きなエリザベスをずっと待っているのも、アジア的なテイストと感じるのだが。
他にもよく考えると、アジア的なのは、
映画のポスターにもなっているキスシーンのきっかけの、カフェで売れ残りのブルーベリーパイをアイスをつけてエリザベスにサービスする。
また、ジェレミーのカフェの名前はKlyuchで、ロシア語で鍵の意味。カフェに忘れてある鍵をいつまでも保管しているジェレミー。
どうして鍵はすてないの?
そうしたら、開くかもしないドアが永遠に閉ざされるんだ?それは僕の判断ではできないんだ。
こんな会話もアメリカ的ではないと思うんだけど。

それにもまして映像が美しい。夜のシーンが多いが、それはステイリッシュになっているし、ラスベガスに向かうドライブのシーンは夕日なども交えて美しい景色が広がる。
またカフェのシーンが多く、そこで出会う人々が新鮮に描かれている。

ルイ・ヴィトンが全面協力?? ナタリー・ボートマンやレイチェル・ワイズの衣装かな??

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