監督: 原 恵一
声の出演: 冨澤風斗, 宮崎あおい
第１４回文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 優秀賞作品
どこからわかない場所で、突然プラプらと言う関西弁の子供が現れて、おめでとうございます。あなたは抽選に当たりましたと話しかけてきた。どうやらここは、死んだ人間が輪廻転生ができるかどうか選ばれる所のようだ。大きな過ちを犯して死んだ"ぼく"は、再び下界へ戻って再挑戦するチャンスを与えられた。そして、自分の罪を思いださなければならないと。こうして、"ぼく"の魂は自殺したばかりの中学生・小林真の体に入り込み、真として生きることになる。
見た感想は、真面目なアニメと印象。見たあとにほっとする。ジブリでは作れないタイプだろう。この映画をみながら観客は徐々にそうだったのかと自然と思えるようになる所もいい。ただのどんでん返しではない。
なんとなくアニメ制作者の中には、こんな人が一杯いるんだろうなと思うし、自分に立場を置き換えてもこんなこと在ったよなと思う。そう言う意味ですごく身近な題材を真面目に扱っている。いろんな人生があっていいんじゃない、いろんな自分があっていいんじゃない。自分を、一つの色で描くことはできないんだから。なんて言うメッセージかな。
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