僕の前に立っている人が、明日スティングのトスカーナの家に行くって!?

もう2ヶ月前になるが、毎年名古屋でやっているマルコホール(ワイン酒店)のワイン会に初めて声をかけてもらい出席した。そこには、ワインの世界では有名な大橋健一さんや、ネッド・グッドウィン(マスターオブワイン)が来ていた。僕の隣には、勝沼醸造の醸造長の平山さんが座っていたので、夕食会の間、ワインとマリアージュについて話が弾んで楽しかった。ネッド・グッドウィンが紹介するオーストラリアのワインはなかなか美味しかった。それに勝沼醸造の甘口ワインも美味しかった。

ワインの話はさておいてこの会では、スティングのワインなんかが出たわけではないのだ。会の途中でネッド・グッドウィンが明日からヨーロッパに行くのにその忙しさの合間にこの名古屋に来てくれたとの紹介があった。話をよく聞くとスティングに招待されているようである。なに!!! どいうことなんだ。えっーと叫んだのは当然の僕だけだったが。

さっそくネッドがテーブルに回ってきた時に話を聞くと、ジェームス・サックリング(イタリアに住んでいるワインスペクテイターの評論家)がスティングのトスカーナの家に行くので、ネッド・グッドウィンに一緒に来てくれと頼んだらしい。それも今回が初めてでなくて2回目なのだ。当然、後先を考えずにネッドに僕も連れて行ってくれと頼んだのは事実。あっさりジョークとして片付けられた。

ネッドにスティングについて聞いたのだが、スティングはワインが好きなのかと尋ねたらそうでもないらしい。じゃー、奥さんのトルーディが好きなのと聞くとこれもちがう。結局トスカーナのお城にワイン畑があるからサイドビジネスで初めてらしい。そうなんだ。とちょっとがっかり。でもスティングのワインは美味しいからいいやと考え直した。
そしてどうしたらスティングの家に行けるか考えてみた。もう妄想の域である。ますは、ネッド・グッドウィンみたいにマスターオブワインになる。これも現実的ではない。そうしたらやっぱりネッドのコネを使って連れて行ってもらうしかない。もっとネッドと仲良くなろうと考えたのである。

スティングのワイン シスタームーン