シンフォニシティ Symphonicities

このCDは、曲はおなじみで、来年スティングのコンサートを見るので、コンサート見てからCDを聞くかどうしようかと思いとっておいた。でも結局コンサート前に聞くことになってしまった。シンフォニシティーは、シンフォニーとシンクロニシティーの造語?
最初からNext to You か!!これは、こんな純粋なポリスの曲がオケに合っているだろうか?もう少しパワーが欲しい。
Englishman in New Youk はオケにぴったり。しみじみと聞ける。
Every Little Thing She Does Is Magicもよい。ただもう少し早いテンポのほうがいいのに。ポリスのコンサートの盛り上がりを考えると体がムズムズするのにうまくテンポが乗ってこないという印象になってしまう。
Roxanneは、すごい。この歌は、最初からメロディラインが良いからどんなアレンジにしても聞き応えがある。
You Will Be My Ain True Loveは、ジョー・ロウリーとのデュエットがさすがにいい。
I Hung My Head、When We Dance、I Burn For Youは、最初からスティングのソロの曲で、オーケストラで演奏してもなんら違和感がない。
We Work The Black Seamはオーケストラの編曲の勝利である。すばらしい印象の強い曲になっている。
The Pirate's Brideもデュットでバラード調。ゆったりと聞いてください。Straight To My Heartは、ドミニク・ミラーのギターが光る。これもデュットでかっこいい。
Why Should I Cry For You? スティング一人で歌い上げるいい曲だ。
Whenever I Say Your Nameは、イントロにバイオリンのソロが入り、クラシックテイストだ。これもデュエット。ジョー・ロウリーの高音の伸びがきれいですばらしい。
全体の印象は、もっとロックに近い演奏をオーケストラにさせれば良かったのに。オーケストラにはもう少し能力があると思う。編曲(ロブ・マテス)の仕方が新鮮ではないと感じてしまう。スティングこの領域にも手を出せばもっとすばらしくなるじゃないかな。そんなこと言ってるとスティングのロックコンサートが聴ける日がどんどん遠くなってしまう。
ロイヤル・フィルハーモニック・コンサートオーケストラの演奏は満足のいけるものだ、日本ではどうなるんだろう。