Touraine トゥーレーヌ地区 ロワール Loire

Touraine トゥーレーヌ地区 ロワール Loire

トゥール市を中心に、ソミュールの東側からオルレアンまで産地が広がる。赤、白、ロゼ、スパークリングと多彩なスタイルを生み出す。

土壌
母岩は、パリ盆地のテュフォーTuffeauの白亜質。表土は粘土石灰質やケイ酸質混じりの粘土質。

気候
海洋性と大陸性が混じる

主要ブドウ品種
黒ブドウ
Bretton ( Cabernet Franc), Grosllot (Grolleau), Pineau d'Aunis, Cabernet Savignon, Gamay, Côt, Pinot Noir,
白ブドウ
Chenin Blanc ( Pineau de la Loire), Menu Pineau ( Arbois ), Sauvignon, Chardonnay,

A.O.C.
Bourgueil
Saint-Nicolas-de-Bourgueil
Chinon
Touraine Azay-le-Rideau
Montlouis-sur-Loire
Vouvray
Touraine Mesland
Touraine Amboise
Touraine
Cheverny
Cour-Cheverny
Valençay

Touraine ( 赤、ロゼ、白、スパークリング)
トゥーレーヌ地区一帯を包括するA.O.C.。土壌と気候の組み合わせにより、ブドウ品種も場所により異なり、多彩なワインを生み出す。赤でガメイ100%の場合は、トゥレーヌ・ガメイを名乗る。ソーヴィニョンはアロマ豊かなワインを生み出し、シュナンは多くの場合スパークリングワインの原料となる。
コミューン名を付記することができるコミューンは、アンボワーズ(赤、ロゼ、白)、アゼイル・リドー(ロゼ、白)、メスラン(赤、ロゼ、白)に加え2011年にシュノンソー(赤、白)、オワズリー(白)も認められるコミューンとなった。

Bourgueil (赤、ロゼ)
Saint-Nicolas-de-Bourgueil (赤、ロゼ)

Chinon (赤、ロゼ、白)
ロワール川流域で最高の赤の一つ。トゥーレーヌ地区とアンジュ・ソミュール地区の間に位置し、ロワール川の左岸にシノン、右岸にブルグイユとサン・ニコラ・ド・ブルグイユの畑が広がる。いずれのA.O.C.もほぼカベルネ・フラン(ブルトン)だけを使う(10%までカベルネ・ソーヴィニョンをアサンブラージュすることができる)シノンではこれに加えて、シュナンの白も少量作られている。全般的に砂利質の土壌ではアロマは豊かで、軽く繊細な、若いうちに飲むタイプのワインが造られる。一方、火打石混じりの粘土質やテュフォーの丘陵や台地では、ボディのしっかりしとした熟成向きのワインが造られる。

Vouvray ( 白辛口〜甘口、スパークリング) Montlouis-sur-Loire (白辛口〜甘口、スパークリング)
トゥール市の東側に広がる、ピノー・ド・ラ・ロワール(シュナン・ブラン)100%で造られる白ワインの産地で、ロワール川の右岸にヴーヴレイ、左岸にモンルイ・シュール・ロワールが位置する。秋には日照に恵まれ、ヴィンテージの天候により、半辛口、半甘口や甘口も造られる。モンルイ・シュール・ロワールも同様に、ヴィンテージの天候により、半辛口、半甘口、甘口も造られる。ヴーヴレイよりもわずかに軽い。

Vouvray pétillant
白、発泡、
Pineau de la Loire (Chenin), 主要補助Orbois (5%以下)、ワインは主要品種単一か補助品種とのブレンド、
瓶内二次発酵、熟成は12ヶ月以上

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