Pétalos Bierzo Descedientes de J. Palacios 2014 ペタロス ビエルソ デスセンディエンテス・デ・ホセ・パラシオス
外観 やや濃いめのルビー色
香り 最初はやや還元的、その後新樽のロースト、黒系果実(ブルーベリー)、根菜、土の香り、そして赤い花(ハイビスカス)が出てきた、
味わい 酸は中等度からやや多め、細かでこなれた中等度のタンニン、熟した赤い果実があり、アルコールは中等度よりやや上、ミディアムボディ。果実味があり中等度の粘性を感じさせ、余韻は、中等度でこまかなタンニンと豊かなミネラル、複雑な味わいがありエレガントにフィニッシュする。
やっぱりメンシアである。なんだかカベルネ・フランのようなミントや根菜がありながら、最後に赤いハイビスカスの花がある。ロワールのカベルネ・フランに比べると酸はやや低め。ただ口当たりから最後まで、綺麗な果実がありエレガントさがあるのがいい。
Alcohol 13.5%
セパージュ
メンシア95%、バレンシアナ/パロミノ計3%、アリカンテ・ブーシェ/他計2%
樹齢 40-90年
土壌 スレート岩の丘陵斜面畑
メンシア
果皮の厚い白い果肉のブドウで、房は小振り、実は楕円型をしている。生育・成熟期間が短く、樹勢はそれほど強くない。
メンシア種から造られたワインは、輝きを帯びたガーネット色で、ラズベリーやカシスを思わせるアロマがあり、爽やかで酸味を備えた、タンニンのしっかりした味わいです。テンプラニーリョよりもタンニンや酸味が少ない成分で構成されているが、飲むとフレッシュなワインとなり、また潜在アルコール濃度14パーセントの達成をみるまで成熟する。
カベルネフランと比較されることの多いブドウ品種ですが、実は、ポルトガルのブドウ『le Jaen』と同じブドウ品種です。
DO ビエルソ
きつい勾配の、水晶と石盤石を多く含む土壌の斜面で栽培されるメンシアが最も、このブドウ品種の特徴をよく表現している。
この地のメンシアはミネラルが豊かで、長期熟成のポテンシャルの高い、エレガントでフィネスのあるワインとなります。
デスセンディエンテス・デ・ホセ・パラシオス / ペタロス
パラシオスといえばプリオラートを代表する傑出した生産者であり、造り手アルバーロ・パラシオスはスペインを代表するワインメーカーとして世界中に認められています(アメリカ『ワイン・エンシュージスト』誌の2003年度ワインメーカー・オブ・ジ・イヤー受賞)。そのアルバーロに甥リカルドが加わって上記の別会社を設け、プリオラートとはまったく違う地域・品種・味筋で最近つくり上げたのが、メンシア種によるビエルソ地区のワインです。
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