Morey-Saint-Denis premier cru La Riotte Perrot-Minot 2008 モレ・サン・ドニ・ラ・リオット V.V  ペロ・ミノ

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Morey-Saint-Denis premier cru La Riotte Perrot-Minot Morey-Saint-Denis premier cru La Riotte Perrot-Minot 2008 モレ・サン・ドニ・ラ・リオット V.V  ペロ・ミノ

外観 エッジにわずかにオレンジのニュアンスがあるやや濃いめのルビー
香り 熟した赤系果実(redcurrant, redberry), 黒系果実(blackplum, mulberry)
ヴァニラ、黒ゴマ、クローブ、黒い土、
味わい フレッシュで熟した果実、綺麗な酸、適度な新樽のローストがうまく調和している。液体は柔らかく、タンニンは溶け込んでいて最後にうま味を感じる。余韻にはうま味とともに豊かなミネラルが長く続く。

アルコール度数13%

やっと少し熟成のニュアンスが出てきた。2008年のブルゴーニュは飲み頃になるのに意外とかかりそうである。タンニンと酸がしっかりとしていて香り高くなりそうである。以前からペロ・ミノを飲んできているが、澄んだ綺麗な味わいに熟した果実、ローストした上品な樽香がある。それは変わりないが以前よりも優しくなった感じはある。いつも安定した美味しさがあってハズレがない。

これはレストランで頼んだのだが、26000円くらいした。高いなと思いながらその他に適当なものがなくてこれを頼んだのだが。僕の感覚は市場価格で8000円くらいと思っていた。でも今はネットでは17000円くらいで売っている。そうかペロ・ミノも値段がどんどん上がっているんだ。26000円は良心的な値段だったのだ。
ブルゴーニュはますます買えなくなってきたし、とてもレストランでいいワインをボトルで頼むことはできなくなってきた。

Morey-Saint-Denis premier cru La Riotte モレ・サン・ドニ・ラ・リオット V.V
畑の脇を細い道「リュオット(Ruotte)」が通っていることから命名されたと言われています。砂利交じりの泥灰質土壌で、近年ビオロジック農法を試験的に開始しています。ベリー系果実やスパイス、ハーブなどの豊かな香りがあります。エレガントでストレートな味わいとスパイシーな余韻が特徴的。

ペロ・ミノ
ブドウ栽培は化学合成肥料や除草剤を使わないリュット・レゾネ。
ドメーヌの所有するブドウ畑は押し並べて樹齢が高く、クリマによっては100年を超えるものもある。
自然に収量は抑制されるが、収量増が見込まれる年には摘房によってひと株あたりの房の数を6〜7に調整している。
完熟の状態で収穫されたブドウは選果台の上で厳しく選り分けられ、除梗はヴィンテージにより50〜100%。
14度で10日間の低温マセレーション後、自然発酵が始まり、醸しは優しくルモンタージュを主とし、ピジャージュの頻度は少なめ。
樽熟成はヴィンテージにより12〜14ヶ月と比較的短く、トロンセ、またはベルトランジュのオークからなり、焼き加減はミディアムである。 新樽率は村名で20%、1級、特級で30%。
90年代のペロ・ミノのワインは現在よりも濃厚かつ樽香も強かったが、ルモンタージュ主体のやさしい抽出や新樽率の低下と熟成期間の短縮によって、よりナチュラルなスタイルへと進化した。

テイスティング: 2017年2月25日
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