La Tâche 2004 ラ・ターシュ

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La Tâche 2004 ラ・ターシュLa Tâche 2004

外観 ややエッジにオレンジがかかった深いルビー色
香り 香りのスペクトラムが尋常ではない、緑のハーブのニュアンスから、赤い果実(ラズベリー、レッドチェリー、レッドプラム)黒系果実(マルベリー)、ドライイチジク、コリアンダー、ナツメグ、クローブ、土、皮、トリュフなど
味わい 豊かな酸と豊かな果実味がある。澄んだ綺麗な液体である。全体的に凝縮感は中の上くらいであるが、タンニンはこなれていて滑らかな味わい。余韻は非常に長く、ミネラル、うま味が最後まで続く。


この香りの複雑味はなんだろうか、レディバグによる影響もあるだろうか。そのせいなのかグリーンハーブのトーンからすごく熟成した果実の香りまであり素晴らしく複雑味がある。味わいは、ラ・ターシュにしたらやや薄めかもしれないが、逆に薄うまで好みの味わいだ。レディバグによる味わいの苦味はあまり感じ取れなかったが、汚染はそれほどひどいものではなかったのかもしれない。それにしてもDRCが完全なビオデナミなのかも分からないので、レディバグの汚染はあったにしてもそれほどひどいものではなかったのかも。
2004年のブルゴーニュはてんとう虫汚染があった。ブドウの房の内部にまでもぐりこんで、その体液によってワインが汚染された。特にビオデナミの生産者は被害を受けた。ルロワは格落ちさせた。

テイスティング: 2017年3月 3日
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