Chateau Latour 1970 シャトー ラトゥール

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Chateau Latour 1970Chateau Latour 1970 シャトー ラトゥール

外観 周りにオレンジが入ったガーネット
香り 皮、トリュフ、マッシュルーム、土、シダー、ミント、コンポートのカシス、ブラックチェリー、ブラックプラム、タバコ、ナツメグ、コリアンダー、などなど
味わい アタックは柔らかく、この一瞬から別次元に持って行かれる。タンニンは液体に溶け込み、渾然一体となっている。液体は滑らか、ベルヴェットのようなテキスチュァー、味わいは熟したコンポートの黒い果実が液体に溶け込み、深みがあり複雑である。余韻は非常に長い。複雑味、うま味が長く長く続く。

ラトゥールはあまり得意な方ではない。いつも硬くて開かない果実の塊のような印象しかない。その中でもこの1970年の複雑さ、香り高さはなんといったらいいだろうか。確かに果実よりもヴェジタブル、土のニュアンスが強いんだが、この複雑性はなんだろうかと思えるものである。これは美味しいしびっくりする香りである。

パーカーポイント97
驚くほどハーブの香りが強く、大豆、セダー、ローストした野菜、皮、土の香りが支配的である。味わい深く、エレガント、ミディアムボディ、よく熟している。1970年は素晴らしいが、印象的ではない。
この点数は、100点の1961, 1982以外で言えば、1949の98・1996の99点、2000年の98+以外には高得点はない。

テイスティング: 2017年3月 3日
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