Cols de Vougeot Jean Raphet 1990 クロ・ド・ヴージョ ジャン・ラフェ
外観 ややオレンジがエッジにあるルビー
香り レッドプラム、レッドチェリー、ブラックプラム、ブラックベリー、バラのドライフラワー、ナツメグ、シナモン、鉄を含んだ土、ミネラル、鞣し革、
味わい 柔らかい液体である、熟成して溶け込んだ液体で甘さを感じさせる。熟した赤系、黒系果実が溶け込んでいて、タンニンはなめららかで柔らかい。酸は豊かでバランスが取れている。最後のミネラルを含んだうま味が豊かに味わいにある。余韻は複雑で長く、液体のうま味が長く続く。
まさにクロ・ド・ヴージョらしい豊かな果実味であり、黒系果実もしっかりあり、鉄分の多い味わいもある。ふとクロ・ド・ヴージョの熟成したワインが自分の好みであることも思ったし、なんだか、非常に良いブルネロ・ディ・モンタルチーノが熟成すると同じような味わいになると思った。
1990年はブルゴーニュで例外的な良い年だった。早くから飲めるし、長く熟成もできるワインだった。僕はあまり飲めていない。ワインを買い始めた時には、1990年が出ることは珍しかった。アメリカの影響で抽出が強くなる少し前だったのか、1990年のブルゴーニュは非常に綺麗に仕上がっている。
ラフェは、モレ・サン・ドニ村に本拠地を構えたドメーヌでジャン・ラフェは引退して2002年からは、息子のジェラール・ラフェになっている。
ワインは、薄めでうま味が豊かにあり、綺麗に熟成するタイプである。やっぱりこのワインも美味しかった。クラシカルなブルゴーニュのワインである。
こうしたワインに出会う機会はかなり少なくなってきた。貴重なワインだ。
コメント