Hermitage Blanc Le Chevalier de Sterimberg Paul Jaboulet Aine 2004 エルミタージュ・ブラン シュヴァリエ・ドゥ・ステランベルグ ポール・ジャブレ・エネ

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HermiBlancchedesteran2004.jpgHermitage Blanc Le Chevalier de Sterimberg Paul Jaboulet Aine 2004 エルミタージュ・ブラン シュヴァリエ・ドゥ・ステランベルグ ポール・ジャブレ・エネ

外観 やや濃いめのイエロー
香り ヴァニラ、新樽、バタースコッチ、ミネラル、
白い花、アカシア、カモミール、黄桃、アプリコット、ハーブ、
味わい 果実味がしっかりしている。酸は中等度、ミネラル豊か。最後に軽い渋みがある。余韻は長め。

豊かな新樽の香りと、熟した核果実、そして酸は中等度。そして華やかな白い花とハーブ。やっぱりローヌのワインである。果実味がふっくらしているわりにエレガントである。これをエルミタージュと当てるのは難しいか。これはもう一つのワイン、ユエのシュナン・ブランと飲んでいたが、残念ながらシュナン・ブランに軍配が上がってしまった。やっぱり酸が豊かなワインの方が飲みやすいのは確かである。
このエルミタージュ・ブランについてるシュヴァリエ・ドゥ・ステランベルグはさすが ポール・ジャブレのワイン。エルミタージュの由来になった隠遁生活を送った騎士ステランベルグの名前を冠しているのである。この名前は覚えておいたほうが良いだろう。

エルミタージュ・ブラン シュヴァリエ・ドゥ・ステランベルグ ポール・ジャブレ・エネ 品種:マルサンヌ(65%)、ルーサンヌ(35%)
土壌:急斜面の粘土石灰岩および砂質、小石の土壌
樹齢:45年-50年
収穫量:1ha当たり15-25hl
熟成:オーク樽(225L)でのマロラクティック発酵後、攪拌しオリを定期的にワイン中に戻す作業を行います。

このワインの名は、サン・クリストフの小さなシャペル(教会)を1235年に建てたナイトの称号を持つ騎士ガスパール・ステランベルグに由来します。畑は急斜面の粘土石灰岩および砂質、小石の土壌で栽培・収穫されるぶどうは1ha当たり15―25hlのみです。

花のアロマや熟した林檎、キャラメル、蜂蜜の甘いニュアンス!ふくよかなボディでありながら、繊細さ、エレガントさも持ち合わせた素晴らしい逸品!相性の良い料理:ロブスターの煮込み、子山羊のロースト・ハチミツと洋梨のコンフィ添え、帆立の貝柱とポロネギのフォンデュ。

ポール・ジャブレ・エネ
1834年、アントワーヌ・ジャブレにより、タン・エルミタージュに創設させた生産者
クローズ・エルミタージュ、エルミタージュ、サン・ジョセフ、コンドリュー、コルナスの各アペラシオンに自社畑を持ち、その合計は79.4haになる。
フラッグシップはエルミタージュ ラ シャペル
十字軍に参戦し、フランスに帰国後はタンの丘の上に庵を構え、隠遁生活を送った騎士、ステランベールが建てた鐘楼(シャペル)がエルミタージュの丘の上に現存し、ジャブレの所有となっている。(その周りの畑はシャプティエが所有)。ラ シャペルはそれに因んだワイン名。

テイスティング: 2017年1月27日
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