Châteauneuf-du-Pape Clos du Mont-Olivet 1990 シャトーヌフ・デュ・パプ クロ・デュ・モン・オリヴェ

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ChateneufdPapClMoOli1990.jpgChâteauneuf-du-Pape Clos du Mont-Olivet 1990 シャトーヌフ・デュ・パプ クロ・デュ・モン・オリヴェ

外観 やや濃いめのガーネット、エッジにオレンジが入っている。
香り 黒胡椒、ハーブ、ブラックプラム、ブラックチェリー、ドライフィグ、那智黒飴、なめし皮、甘草、トリュフ、トランペット茸、
味わい 口の中にドライハーブが広がり、凝縮し、完熟した果実感がある。タンニンは溶け込んでいる。酸は中等度、アルコールはやや高め、果実味は凝縮している。全体に深く癒合していい熟成期間を経てきた味わい。全体に甘い、そして薬草が入った飴のような印象がある。余韻は長い、果実、ハーブ、スパイスが混じり合った複雑なフレイヴァーが長く続く。

1990年セパージュはわからないが、たいていのブレンド比率は、グルナッシュ80%, シラー10%, ムールベドル6%他サンソー、クノワーズ、ヴァカレーセが入っている。
アルコール14.5%


なぜか熟成したグルナッシュは、エスニックな飴、薬草が入った飴、子供の頃食べたオバァちゃんがくれた黒い飴の味がする。これはなんだっけ、那智黒飴だっけ。これは、神の雫のキュヴェ・ダ・カポの記述にもあるのでやっぱりそう思うんだろう。
熟成したシャトーヌフ・デュ・パプはやっぱりおいしい。とろりとした苦味と甘さが、複雑に絡み合っている。

今回飲んだ、クロ・デュ・モン・オリヴェは初めてかも。しかしこのドメーヌは、ワインアドボケイト、レヴュ・ド・ヴァンなどで高い評価を受けているようだし、ホームページから見ると今は近代的な醸造施設を持っているところで安定した品質があるのだろう。1990でもしっかり綺麗に熟成されていた。おそらく稲葉が入れているのだろうが。

クロ・デュ・モン・オリヴェ http://www.clos-montolivet.com/accueil-2/

1932年 シャトーヌフ・デュ・パプにセラフィン サボンとマリーがクロ・デュ・モン・オリヴェを設立。その後長男のジョセフ、さらにその息子ジャン クロード、ピエール&ベルナールが引き継ぐ。現在は、セリーヌ、デヴィット、ジョセフの孫のティエリーが経営に携わっている。
すべてオーガニックなものを使用。オーガニックの肥料。フェロモンカプセルで害虫対策、また豆科の植物を使い土壌に窒素を与え微生物を活性化。ベト病対策は、化学的なものも使用。

有名なシャトーヌフ・デュ・パプの古城の跡の正面に位置し、25haの畑を所有しています(うち白は1.5ha)。最近フレッシュで軽く、熟成を待たずに飲むスタイルのシャトーヌフ・デュ・パプが多い中、とてもクラシックな力強くスパイシィで長期の熟成に耐えるスタイルのワインを造り続けています。

シャトーヌフ デュ パプ
最近醸造
葡萄は、様々な葡萄園からのものを使用います。モンタリヴェ、ラ クロ、レ ブランシエール、パレストール、ボワ ドーファン、ピエ ド ボーなど15ヶ所で、これらの畑はアペラシオンの北から南へ広がっています。葡萄畑の向きや気候、土壌は、とても多様で、同じ品種に様々な表情をもたらします。一部を除梗し、重力でタンクに満たします。エレガントさとフレッシュさを保つために、抽出し過ぎないようにします。フリーランとプレス果汁は別々に醸造し、マロラクティック発酵までは、主にコンクリートタンクで行います。ブレンドした後、オークの大樽で熟成します。

葡萄品種 グルナッシュ80%、シラー10%、ムールヴェードル6%、サンソー、クノワーズ、ヴァカレーセ

テイスティング: 2017年1月11日
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