Charmes-Chambertin Dominique Laurent 2001シャルム・シャンベルタン ドミニク・ローラン

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CharChamDomiLaur2001.jpgCharmes-Chambertin Dominique Laurent 2001シャルム・シャンベルタン ドミニク・ローラン

外観 やや濃いめのルビー色
香り 香り高く、熟成が入った複雑な香りである。赤系果実(レッドチェリー、レッドカラント)、黒系果実(ブラックチェリー)、甘草、シナモン、クローブ、ヴァニラ、皮、土、スーヴォア、獣臭など
味わい 豊な酸とフレッシュな果実感とやや熟成した果実が混じり合った味わいが最初、野菜区口の中に広がる。タンニンはこなれていて、アルコール度は中等度、辛口のミディアムボディ。豊かで溶け込んだ新樽の味わいもあり、これが過度でなく果実などの良いバランスを取っている。余韻も長めであるが、シャルム・シャンベルタンらしい優しく繊細で上品な味わいで、ミネラルと旨味が長く続く。現在充分な熟成を経ていて今飲み頃のワイン。

2001年はそれほどいい年ではないが、ジュヴレ・シャンベルタンは良い年だったそうだ。綺麗なフレッシュな果実が香り高くそして味わいを豊にしている。タンニンはそれほど強くない年で、いつも果実味が前面に出てくる。
ドミニク・ローランは以前は新樽がガンガンにあったが、いつの頃から自分独自のマジックカスクを使ってエレガントなワインを作るようになってきた。これはブルゴーニュのトレンドと全く合っているのだが、どうしてこれほどの伝統的な地区でもみんな同じように、申し合わせたように優しい味わいになったのだろうか。これはパーカーの呪縛が消えて、昔ながらのブルゴーニュに回帰したからだろうか。

シャルム シャンベルタン
石灰質、鉄分を含む泥灰土、適度な大きさの砂利。土壌の下にはごつごつした割れ岩があり、そのため葡萄の根は深く張ることができ、長寿の葡萄となる

シャルム・シャンベルタンはシャンベルタンの下にある畑、そしてマゾワイエール・シャンベルタンは、ラトリシエール・シャンベルタンの下にある畑でモレ・サン・ドニに接している。この畑は隣同士でマゾワイエールは、シャルムを名乗っていもいいことになっている。
ジュブレ・シャンベルタンの中でシャルム・シャンベルタンは一番わかりやすいと言われる。熟成はどこよりも早く、柔らかく果実味が際立っている。ジュブレ・シャンベルタンの中でも厳しさがなく柔らかい味わいのワインである。

Charmes シャルムと言う名前はブルゴーニュにはたくさんつけられていているんだが、確かにこのワインは、チャーミングであるが、chaume(切り株、切り株畑)から来ていて一度、この畑は放置されたが、再度植えなおされている。

テイスティング: 2016年10月 8日
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