Touraine Pinot Noir Puzelat Bonhomme 2013 トゥーレーヌ ピノ・ノワール ピュズラ・ボノーム

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TouraPiNorPuzBonh2013.jpgTouraine Pinot Noir Puzelat Bonhomme 2013 トゥーレーヌ ピノ・ノワール ピュズラ=ボノーム

外観 薄くやや黒みがかったルビー色
香り 青いハーブ、ストロベリー、スパイス、
味わい 非常に柔らかい舌触り。チャーミングな果実味。すこしハーブのニュアンスがある。液体はピュアでほっとするような味わいがある。アルコール感は低め。余韻は長め。ミネラルも豊富である。

アルコール度数 11.5%
果実に正直に綺麗に作ってある。アルコール度数11.5%である。補糖など一切してないんだろう。それでこのワインがある。静かに美味しさが染み入るワインである。

日本でもピノ・ノワールのワインをちらほら見るが技術力にものを言わせていろいろうまく調節してあるワインが目立つような気がするのは僕だけだろうか。

ロワールにしてもシャンパーニュにしてもピノ・ノワールに感じるのは、今まで経験していなかったピノ・ノワールの未熟果の香りである。2013年のビィンテージであるもの影響しているだろうが。この香りは以前は何か鼻についてなんだこの品種はと思うくらい嫌いだったのだ。そのためピノ・ノワールと当てれなかった。しかしこれがピノ・ノワールの未熟果の香りと一度実感してしまうと、次からは産地が特定できるくらい特徴的なのだ。そしてこの香りがピノ・ノワールの未熟果の特徴だとわかると、あまりに嫌いでなくなるのは不思議なことだ。

二日目は冷蔵庫に入れていたのだが、出してみると冷えすぎてこの液体の美味しさが伝わってこない。やや濁りもあり、ノンフィルターなのだろう。僕はこの未熟果が効いていて、果実の凝縮感が少ない時のオリがまった液体は好きだはない。

こうしたワインは、ややピノ・ノワールの未熟果の香りがあり、他の果実の香りを出すには温度は上げ目の方がいいだろう。アルコール度数も低めだからそれで良いだろう。


ボノム トゥーレーヌ ピノ・ノワール
ピュズラ=ボノーム トゥーレーヌ・ピノノワール
ビオロジック
樹齢:28年〜33年
土壌:粘土質
マセラシオン:スミカルボニック、木桶タンクで8日間
醗酵:自然酵母で25日間
熟成:古樽で9ヶ月

AOC Touraineである。ピノ・ノワールで大丈夫だったかなと思い調べると、赤ワインでは、主要品種が80%以上で、カベルネ・フラン、ガメイ、ピノ・ノワールだ。コーの場合は、50%以上になっている。
AOC Cheverny は、主要品種がピノ・ノワールで60-84%になっている。補助品種はガメイである。
トゥーレーヌ地区ではこの二つだけだろう。

サントル・ニヴェルネ(Centre Niverunais )地区では、赤ワインの品種の主体はピノ・ノワールである。サンセール、メネトゥーサロン、ルイイなどである。
トゥーレーヌ地区でもピノ・ノワールが入るのは、サントル・ニヴェルネ寄りの地区である。
他にフランスで北のほうのピノ・ノワールといえば、アルザスとイランシー(シャブリ地区)、コトー・シャンプノワ(シャンパーニュ地区)だろう。

テイスティング: 2015年3月29日
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