Chambertin Rousseau 2005 シャンベルタン アルマン・ルソー

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

ChambRouss2005.jpgChambertin Rousseau 2005 シャンベルタン アルマン・ルソー

外観 エッジにオレンジがあるルビー
香り まだまだ閉じている。優しい淡い赤い果実、スパイスなど
味わい 非常綺麗で優しい赤い果実が口の中に広がる。そして綺麗で豊かな酸が口の中に広がる。シャンベルタンってこんなに優しい味わいだったかと思う。熟成感はまだない。静かに綺麗な果実が消えていくと思わずびっくりするくらいなミネラル感が口の中に広がる。そしてその余韻が非常に長く続く。余韻は非常に長い。優しい果実感と強いミネラル感のギャップがすごい。
一緒に飲んだ、ペロ・ミノのマゾワイエール2001と比べると、まったくシャンベルタンであってもタンニンのキメは非常に細かくそしてやさしく果実を絞っていることがわかる。シャンベルタンに力強さを求めるのではなく、エレガントさを追求している。

2005年のシャンベルタンを飲ましてもらった。当然まだ飲み頃でないのは確かである。だが、これを飲める機会は10年たってもないだろう。香りが閉じている。ただ味わいはすこし開いていて美味しく飲めてしまう。ルソーらしい柔らかで上品な味わいである。確かに僕のボトルならまだ10年は眠らせておく。でも持っている誰もが待ち遠しく飲み頃を待っているのは確かだ。

シャンベルタンのオーナーは今は25ある。その中でもアルマン・ルソーが2.15haと一番多く持っている。そしてジャン-ルイ・トラペ、ロシニョール・トラペ、ジャック・プリウール、ミッシェル・ローラン(エリエテール ラトゥール)、ルロワ、ピエール・ダモワなど。その中でもルソーが一番多い割にそのボトルを手に入れるのは至難である。他にルロワがあるがそれは別格だろう。

シャンベルタン
バージョシアン起源の石灰岩である、傾斜は緩やか。南のやや上斜面は、表土は白色の魚卵岩で、他はやや茶色が強くなり、粘土と小石(混じりである。
岩(68%)と小石32%)の比率は、モンラッシェと同じである。
ルソーによるとシャンベルタンとクロ・ド・ベーズの違いは、シャンベルタンは男性的で逞しい。若いときはフィネスが欠けていて、熟成すると柔らかくなる。クロ・ド・ベーズはもっと引き締まった酸があり、より繊細である。
この二つのワインは男性的なワインである。タンニンは、ヴォーヌ・ロマネのトップのワインよりも明らかに多い。シャンベルタンは濃く、しっかりしていて、タンニンが強く新鮮で、最初は、黒い果実のフレイバーがあり、リコリス、コーヒー豆、熟成すると、何か膨よかで甘美で、集中していて、豪勢で心を温めるようなものになる。クロ・ド・ベーズは若い時はより香る。

テイスティング: 2015年3月14日
My Rating(評価): 16/20
アクセス数:217