Châeau Mouton Rothshild 1996 シャトー ムートン・ロートシルト

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ChatMouRoth1996.jpgChâeau Mouton Rothshild 1996 シャトー ムートン・ロートシルト

外観 エッジにオレンジがあるガーネット色
香り 最初はやや青いシダ、西洋杉の香りが目立ったが、しばらくして複雑な杉、森林の香り、カシス、スパイス、ローストしたコーヒーなど
味わい いつものムートンに比べればやや酸が豊かである。果実の凝縮度もややいつもよりは軽めであるが、このバランスがいい。いつもよりエレガントさがある。そして新樽からくる複雑なローストしたコーヒーとスッとするミントのような香りが上がってくる。質感がしなやかでエレガントに、複雑性がある。余韻は非常に長く、ミネラルも強い。

1996はカベルネ・ソーヴィニョンの年である。特にカベルネ・ソーヴィニョンのヒリルが多い左岸のワインは熟成には時間がかかる。10-15年ほど待ったほうがいい。
このムートンの1996年は、PP 94+ である。抜栓から1時間くらいでよく開いた。僕には、カベルネ・ソーヴィニョンが均等に熟したようには思えない感じがした。綺麗に熟したカベルネ・ソーヴィニョンもあり、やや未熟なものもあるような印象を受ける。ただそこがいつもの判で捺したような熟したカベルネ・ソーヴィニョンの味わいのムートンよりは複雑味があるのがいい。

テイスティング: 2015年3月14日
My Rating(評価): 16/20
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