Y Bordeaux Blanc 2007 イグレック・ド・シャトー・ディケム

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YBorBlan2007.jpgY Bordeaux Blanc 2007 イグレック・ド・シャトー・ディケム

外観 輝きのあるややうすいレモンイエロー
香り フレッシュな青い草、スパイス、綺麗なヴァニラ、貴腐香はほとんど感じない
味わい 豊かでシャープな酸があり、果実の凝縮感がしっかりありしかも美しい。アルコール度はやや高めであるが、それを感じさせいないバランスの良さである。貴腐的などろっとした味わいもない。余韻は非常に長くミネラルと果実感が長く続く。非常に綺麗で上品なボルドーブランである。びっくり。
これならオーブリオン・ブランと肩を並べるだろう。素晴らしい出来である。

アルコール度14%

2007年は夏は非常に寒く、雨が多かった。収穫前に天候が良くなった。果実は、不均等な成熟度で膨張し割れたものあった。
なるほど、さすがディケムである果実は最新の注意を払って収穫されて選果されている。それに寒い夏だったのでアルコールがあまり乗っていない。それがまさにバランスの良い白ワインに仕上がっている。


これは、シャトー ディケムと同じテロワール同じぶどうから作られたワインである。
ぶどう畑での作業は細心の注意を払っておこなれますが、ぶどうの収穫方法や、醸造方法は異なります。
イグレックは最初、収穫の最後に作られていました。そのぶどうはボツリティス・シネレアによってある程度貴腐が付いているのですが、アルコール度数が15%を超えることはありませんでした。このような高アルコールのワインは、結局、非常に特殊なワインだったのです。そういうわけで1959年以来少量で、不安定な状態で作られてきました。1966から妥協を排し、新鮮さとハツラツな酸を持った品質を保ッた、現代的な白ワインが作られるようになりました。
2004年から毎年イグレックは作られるよう決定されました。その後は収穫の最初に果実が熟した時にソーヴィニョン・ブランを一定量収穫をするようになりました。セミヨンは、完全に熟し、ボトリテイスがつき始めたごく短期間に収穫します。

セミヨン50%とソーヴィニヨン・ブラン50%をオーク樽で12ヶ月以上熟成

テイスティング: 2015年1月10日
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