Charmes-Chambertin Paul Reitz 1996 シャルム・シャンベルタン ポール・レイツ

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CharChamPaRei1996.jpgCharmes-Chambertin Paul Reitz 1996 シャルム・シャンベルタン ポール・レイツ

外観 エッジにオレンジがかかったやや薄めのルビー色
香り 赤系の果実、胡椒、なめし革、
味わい 柔らかい液体の中にしっかりした酸と赤い果実がある。ミッドパレイトに赤い果実、こなれたタンニン、豊かな酸がバランスよく広がる。最後に熟成した液体な甘さを感じる。アルコール度は中等度からやや低め。余韻は長めで、柔らかで豊か果実味が長く続く。

1996というブルゴーニュの良い年の特級ワインでお値打ちだったので複数本買っておいたうちの1本である。やっぱりヴィンテージが僕の好みにぴったりと合っていて美味しい。1996そろそろピークに近い。これ以上とっておけるのはかなり強い硬いワインだけだろう。シャルムは特級の中でもやや柔らかめの性質だからそろそろ飲み尽くさなくては。でも作り手によってはまだまだと思うけど。

Maison Paul Reitz ポール・レイツ
ポール・レイツは、今の代表者であるミシェル・レイツの祖父の名前。1882年にコート・ド・ボーヌとコート・ド・ニュイの間にあるコルゴロワン村に設立したネゴシアン。契約しているブドウ栽培家からブドウを仕入れ、醸造、熟成、瓶詰めを行う。


シャルム・シャンベルタン Charmes-Chambertin

シャンベルタンとは県道を挟んで東側の下斜面いある。
表土は痩せて、石灰岩の砂礫で、下層はその砂利や小石である。
粘土石灰土壌、斜面中央部に水平方向に断層が走っていて上下で地層が異なる。
上部(the Charmes-du-Haut)の母岩はうみゆり石灰岩で、味わいは硬さがなく丸みがあり、フィネスも備えることができる。下部コンブラシアン石灰岩、南隣のマゾワイエールはシャルムを名乗れる。
シャルム・シャンベルタンの最大の所有者はカミュである。他にペロ・ミノ、アルマン・ルソー、デュジャック、デュガ・ピィ、ドニ・バシュレ、セラファンなどである。
シャルム・シャンベルタンはジュブレ・シャンベルタンの特急の中でもいつも低い位置にあって人気がない。これは最大所有者のカミュのせいだろう。作り手を選べ非常に魅力ある果実味があふれたフィネスのあるワインになるのだが。

テイスティング: 2014年5月27日
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