sipping wine

Chambloole-Musigny 1er Cru Les Charmes 1989 シャンボール・ミュジニ　レ・シャルム ルー・デュモン レア・セレクション

外観　かなりオレンジが入った薄めのガーネット色
香り　ローストなどスパイス、、もうフレッシュな果実はなくなってドライフルーツになっている。スーボア、
味わい　かなり熟成した液体で、タンニンは溶け込んでいる。酸は控えめで古酒らしい甘さを感じる。余韻は少し長め。スーボア、ミネラルなどが余韻に残る。

残念ながらもうシャンボール・ミュジニらしいエレガントさは消えた熟成したブルゴーニュのワインである。醸造方法もかなり古典的である。1989は良い年だったのだが。
しかし落とし穴がいっぱいあったようだ。まずは、９月も暖かいので、詰んだぶどう自体が暖かかった。だからすぐに一旦冷やさないと、すぐに発酵に進んだようだ。ぶどうの果皮がうすく抽出をしっかりしないとワインの色づきが悪かったようだ。そしてもう一つは収穫が遅れると果実が過熟になって酸が下がってしまったようだ。

残念ながらこのワインはそうした失敗した要素をいっぱい感じるワインだった。良い年のブルゴーニュでもネゴシアンものは十分気をつけたほうがいいという教訓である。

ルー・デュモン　レア・セレクション
メゾン・ルー・デュモンにクルチエ達が ビン買い（"シュル・ピル"といいます）条件で持ち込んでくる古酒。それらの 中から、コストパフォーマンスが抜群なものだけを仲田さんが厳選して紹介しているのが「レア・セレクション」です。