Chateau L'IF 2011 シャトー リフ

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ChatLif2011.jpgChateau L'IF 2011 シャトー リフ

外観 深い赤みのあるガーネット色
香り スミレ、フルーツケーキのような香り、なめし革、フィグ、ヴァニラなどの新樽の香り
味わい 柔らかな口当たり、豊かな果実、アルコールどもやや高め、こなれたタンニン。洗練されたピュアな果実感が口の中に広がる。余韻もこの果実感が長く続く。

若いワインであるがやはり最近の作りである。タンニンがこなれていて、今でも美味しく飲めてしまう。ただ若いヴィンテージだからそれ以上の味の複雑さ、深さを強く感じない。10年後にまた飲んでみたいワインである。この2011がシャトー リフの初ビィンテージである。まだ市場では安いが、ル・パンのティエポンが作っているのですこし評判が上がればすぐに値段は数倍になってしまうだろう。

Chateau L'if St. Emilion

ジャック・ティエポンによって2010に買収されたシャトーである。
ティエポンは、ポムロールのシャトー ル・パンの持ち主。ル・パンは、その地所にある松の木にちなんでつけられた。Chateau L'if も木の名前のインスピレーションからつけられている。これは、大雑把にフランス語に訳せばイチイの木である。このシャトーは以前はChateau Le Haut-Planteyと言われた。
シャトー リフは、サンテ・ミリオンの東側に位置し、トロロン・モンドやモンドットの近くである。テロワールは白亜質の石灰岩に粘土が混じっている。
メルローが70% カベルネ・フランが29%、カベルネ・ソーヴィニョンが1%混じっている。
醸造は、円錐形の、温度調節ができる、ステンレスタンクである。MLFはフレンチオークの樽で行う。熟成は50%がフレンチオークの新樽
最初は年1000ケース作られ、次第にぶどうの木が十分な品質のぶどうが生産できるようになれば生産量を増やして行くことになる。2011年がこのシャトーの最初のヴィンテージである。最初の数年間のヴィンテージはカベルネ・ソーヴィニョンは全く含まれていない。

テイスティング: 2014年5月 3日
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