Chambolle Musigny 1er Cru Les Cras G.Romier 1999 シャンボール・ミュジニ レ・クラ ジョルジュ・ルーミエ

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

ChaMusLeCraRoum1999.jpgChambolle Musigny 1er Cru Les Cras G.Romier 1999 シャンボール・ミュジニ レ・クラ ジョルジュ・ルーミエ

外観 ややオレンジが入ったルビー色
香り 深く沈んだ、黒い土の香りから次第に、華やかな花の香り、フレッシュな赤い果実、熟成した果実、白胡椒、など。開き始めてからどんどんと香りの質が変わる。複雑な香りがどんどん出現し、そして香っている人をくらくら幻惑させる。すごい。
味わい 静かな奇麗な味わいである。口の中に広げてみると、強いミネラルの味わいを感じる。しかしゆっくりと飲むと、非常にバランスよく心地よくのどを伝って行く非常に美味しい味わいが後に残る。酸、タンニンのバランスが素晴らしい。アルコールも中等度。余韻も非常に長く、その果実、ミネラル、美味しさのかたまりがずっと残る。素晴らしいワインである。

アルコール13%

ルーミエが美味しいの分かっていたが、これほど美味しさを感じたことはない。何にしても素晴らしい味わいが何度となく押し寄せてくる。香りも尋常でない。何度も次ぐたびにリセットされながら開きかけた香りに、魅力があふれている。芸術的なルーミエの作品である。

神の雫では、この1999のレザムルーズが2001年と比べられていたんだが、このレ・クラの感じでは、レザムルーズの飲み頃はまだまだ先のように見える。確かに1999年は果実味が強くて最初から飲めそうなんだが、1997年のレザムルーズがまだかちかちだったから、今冒険して飲む必要もないだろう。

Chambolle Musigny 1er Cru Les Cra
Les Craの畑はシャンボール側のボンヌ・マールの斜面から南側に続きで1級のFuéesに次いである。この1級畑は、レザムルーズには及ばないが、しっかりした骨格と、静かで涼しげな威厳を持っている。豊かな果実味にエレガントさも兼ね備えている。

テイスティング: 2014年4月 2日
My Rating(評価): 18/20
アクセス数:191