Bollinger RD 1996 ボランジェ RD

BolliRD1996.jpgBollinger RD 1996 ボランジェ RD

外観は やわらかい泡、濃いめの黄金色
香り 複雑、 シャンピニオン、ブリオッシュ、、、、、、
味わい 複雑の味わいのある旨味が一杯の液体である。泡の感じはもう柔らかくなっているが、奇麗な酸がまだまだ残っており味わいの奥行きを下支えしている。余韻も長く、深く複雑な余韻が長く続く。

1996年のボランジェのRDはヴィンテージの勝利だろう。このフレッシュ感と複雑さ、そしてうまみの固まりは驚くほどの美味しさである。どうしても普通のボランジェやグランダネの印象が悪く飲む気になれないのだがこれだけは感激したシャンパンの一つである。


ボランジェ Bollinger

ボランジェは、ジャック・ボランジェによって1829年に造られたアイの町にある名門シャンパーニュ・メゾン。オーク樽での発酵や、カーヴでの長期に渡る熟成など、伝統的な醸造法によって支えられた製品の品質の高さにより、世界的な名声を確立している。

最近のボランジェは評価が高い。ジェームス・ボンドは最後に正しかったよと言われるくらいだ。2001年にマシュー・カウフマンがカーブ・ド・シェフになってから、ボランジェは変化を遂げている。以前は好きか嫌いかはっきりするシャンパーニュで、醸造の段階や、樽発酵の段階で酸化するために、果実感が抑えられ、ワインの爽やかさを鈍らせていた。最近では酸化が抑えられ、よりフレッシュでアルデヒドが少ないワインになっている。マシュー・カウフマンは、醸造前のぶどうの酸化を抑えるために新しい圧搾所を作り、熟成用の樽の清潔さ、醸造所の衛生を改善した。

最低で60%のピノ・ノワールのうち2/3が自社の畑からである。アイ村が中心であり、85%がグランクリュである。

R.D.は、「Récemment Dégorgé(レサマン・デゴルジェ)」の略で、最近デゴルジュマンされた」という意味。ラ・グランダネのアッサンブラージュをベースに、カーヴでの熟成期間をより長くしている(最低でも8年間)。デゴルジュマンの日付は裏ラベルに記載されており、デゴルジュマンされた日付が浅く、見事なフレッシュ感と熟成感がある。ドザージュ(糖分添加)は3~4g /Lのみ。


ボランジェ http://www.champagne-bollinger.com

アルカン http://www.arcane-jp.com

テイスティング: 2012年10月13日
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