Sancerre du Nozay 2011 サンセール デュ・ノゼ
外観 輝きのある、少し緑がかったレモン・イエロー
香り 開けたては、やや芝生の香りが強めに感じる。でもこれはソーヴィニョン・ブランの還元臭だろう。その後香りが落ち着いて、透明感のあるハーブ、ミネラル、青い柑橘の香りがする。
味わい 酸は豊かで、果実の凝縮感も感じる。やっぱり飲んだときにソーヴィニョン・ブランらしいミントの味わいが口に広がる。液体のテキスチュァに特徴がありぬるっと感じる。何か石灰を溶かした水のような感触だ。余韻は中等度からやや長め。
ブドウ栽培 リュット・レゾネ
土壌 貝殻や火打ち石を多く含む粘土と石灰質の混じった土壌
醸造 すべてステンレスタンク
このワインは、サンセール、ソーヴィニョン・ブランとしては、ソムリエ試験に定番なワインと言っていいだろう。ステンレスタンクだし、石灰も強くボルドーでもない。このワインがサンセールの特徴をしっかり表していることをつかむことが大切だろう。
ゆっくり１本を数日かけて飲んだのだが、やっぱりソーヴィニョン・ブランはマイワインではないと思ってしまった。ただ、経験値を上げて行くためには飲むしかないんだなこれが。
ドメーヌ・デュ・ノゼはサンセールの街中からの丘陵地帯を抜けたサント・ジェムという村にあり、この村は、AOCサンセールの中で最も北に位置しています。
現当主のフィリップ・ド・ブノワとマリー・エレーヌ夫人。夫人はドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのオベール・ド・ヴィレーヌの妹。次男のピエール・ド・ブノワは、ブーズロンのドメーヌ・ド・ヴィレーヌの運営をまかされている。
インポーター ファインズ http://www.fwines.co.jp
サンセール
ロワール川の上流のサントル・ニヴェルネ地区にあり、右岸のプイイ・フュメの対岸の左岸にある。土壌は石灰質とケイ酸質
プイイ・フュメは、石灰質やキンメリジャン期の小さな牡蠣の化石を含んだ泥灰質またケイ酸質の礫岩の土壌（Silex）の場合は、火打石の香りを感じ取ることもできる。
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