Les Vieux Clos Savennieres Nicolas Joly 2008 レ・ヴュー・クロ サヴィニエール ニコラ・ジョリー

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SaveLeVeuCloJo2008.jpgLes Vieux Clos Savennieres Nicolas Joly 2008 レ・ヴュー・クロ サヴィニエール ニコラ・ジョリー

外観 澄んだすこし緑がはいっている黄金色
香り ミネラル、ニコラ・ジョリー特有な香り、柑橘、かりん、キンカン、ナッツ
味わい 豊かな酸、豊富なミネラル、柑橘の味わい、少し後味に甘さと渋さを感じる。余韻は特徴的なフレイバーとミネラルで長めに感じる

いつもニコラ・ジョリーのワインを飲んでも感動することもないし、美味しいと感じたこともない。ただ、どうしてこんな香りがするんだろうと、いつもニコラ・ジョリーのワインを飲むとそう思ってしまう。この香りはどこから由来するんだろう。それが知りたくて飲んでしまう。
強いミネラル(スモーキー)と後ろに貴腐香のような香りがある。これは還元臭なのだろうかかなり5日間かけて飲んだが、香りが和らぐと全体の味わいも下がってしまった。

この香りの原因はどこに由来するんだろう。ビオデナミだからこの香りがする訳ではない。ルロワ、ルフレーブもしているけどこんな香りにならない。これがテロワールでもないと思う。何方かと言えばやや酸化しているとも言える。これは、醸造において発酵温度のコントロールをしていないところにあるんだろう。だからフレッシュさがなくなり、酸化香がするんだろう。年によって味わいが違うのも外気温によって発酵温度が左右されるからだろう。
ビオデナミとしてぶどう畑の栽培を非常に手間暇かけてやるのに、発酵のときは何もしない。これが自然と言えば自然だが、結果はこんな感じになってしまう。もうそろそろニコラ・ジョリーの試飲もやめてもいいかも。

クレ・ド・セランに比べ、やや傾斜が緩やかな東向きの区画で表土が深い区画で、平均樹齢は約20年。

醸造において、自然酵母にて発酵、発酵時の温度はコントロールしません。また、デブルバージュ、コラージュは行わず、主に古樽で数ヶ月間熟成後、瓶詰め前にフィルター処理を極軽く行います。

ファインズのサイト http://www.fwines.co.jp
ニコラ・ジョリーのサイト http://coulee-de-serrant.com/fr/#



テイスティング: 2014年4月26日
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