Henri Giraud Grand Cru D'Ai Fût de Chêne 2000 アンリ・ジロー フェ・ド・シェーヌ

HenGiFudChe2000.jpgHenri Giraud Grand Cru D'Ai Fût de Chêne 2000 アンリ・ジロー フェ・ド・シェーヌ

外観 黄色みがややつよいゴールド
香り 熟成した香りの中にフレッシュな柑橘の香りがある。ブリオッシュよりもスパイスが強い、柑橘の香りが上品に香る。
味わい 酸は穏やかであるが、フレッシュな果実のうまみが口に中に広がり、余韻に奇麗に熟成した豊かな味わい、フレッシュな柑橘が長く漂う。

このアンリ・ジローのエスプリやラタフィアを同じ週にのんだばかりだったのでその違いを十分に感じることができた。やっぱりこのアンリ・ジローのスペシャルキュベのフェ・ド・シェーヌは一段も2段も上の味わいである。木樽熟成から来るまろやかさとアイ村のピノ・ノワールからくる芳醇さ、そしてシャルドネから来るフレッシュなフルーツ味わいのバランスが格別である。美味しいシャンパーニュである。

フェ・ド・シェーヌは木樽の意味。
ボトルのフォルムは特殊で瓶口から底まで滑らかな流線型のラインであたかも3角形をしている。コルクも昔ながらの止め方である。このコルク人前でうまく開ける練習をしとくと良い。


ルイ13世統治下の1625年、創業者のフランソワ・エマールがシャンパーニュ地方でも良質なブドウの産地として有名なアイ村の南斜面の畑を手に入れた時から始まる。そして20世紀はじめにレオン・ジローがエマール家の娘と結婚した。この最も古いシャンパーニュを作る家は、今でも創設者によって所有されている。

30年以上の樹齢のぶどうの木
薄い表土と深い石灰質土壌
有機栽培、完熟したぶどうを収穫
ブドウはすべて手摘み、
圧搾後の果汁は、発酵前は、低温浸透法のシステムにより10度で保存。
アイ村で収穫された70%のピノ・ノワールと30%のシャルドネをアルゴンヌ産の小さなオークの新樽で発酵、MFLを行い、12ヶ月熟成。7〜8年の瓶内熟成の後、澱引きも手作業で行われる。

アンリ・ジローのサイト http://www.kfw-henrigiraud.co.jphttp://www.champagne-giraud.com

テイスティング: 2014年3月29日
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