Chateau Pichon Lomgville Comtesse De Lalande 1996 ピッション・ロングビル・コンテスト・ド・ラランド 

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ChaPicConDLa1996.jpgChateau Pichon Lomgville Comtesse De Lalande 1996 ピッション・ロングビル・コンテスト・ド・ラランド 

外観 エッジにオレンジがある濃いめのガーネット色
香り 杉、シダ、カシス、甘いフルートのコンフィ、甘草、スパイス(ナツメグ)、カカオ
味わい 柔らかい口あたりで複雑な味わい。酸は中等度あり、タンニンはこなれていて、シルキーな舌触り、細かなテキスチャー、余韻は長く、やや甘く、カカオや細かなタンニンが口の中に長く残る。

凄く特徴のある香りである。カベルネ・ソーヴィニョンの香りが効いているのに、そこに熟成したメルロが強く訴えている。
右岸のような左岸、しかしカベルネ・ソーヴィニョンもしっかり主張している。今での十分に楽しめるラランドである。ブラインドではラトゥールと言ったかな。

パーカーポイント96
1996年のピッション・ラランドは、すばらしい。この年のカベルネ・ソーヴィニョンの最終的なブレンドの比率はいつもと違い非常に高い。いつもはメルロが35-50%あるのだが、1996年のカベルネ・ソーヴィニョンの比率は75%で、メルロが15%、カベルネ・フランが5%、プティ・ヴェルドが5%。このシャトーの50%だけが、グランバンに使用された。2002年に私がテイスティングしたときは、もうすべてが調和して開いていた。カベルネ・ソーヴィニョンが高比率なヴィンテージなのでまだ閉じていると思ったが。豊富なタンニンがあるのだが、非常に豊かな果実感があるのが特徴となっている。この1996年のピッション・ラランドは、1982と同じようにすばらしくなるだろうか?

テイスティング: 2014年1月 5日
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