Solaia Antinori 1994 ソライア アンティノリ

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solaia1994.jpgSolaia Antinori 1994 ソライア アンティノリ 

外観 全体にオレンジが入った濃いめのガーネット色
香り シダ、ミント、熟したカシス、奥に少し赤い果実、果実のコンフィ、ドライフィグ、茸、オリーブ、上品なスパイス、ミネラル
味わい 柔らかでねっとりしたパワーのある液体である。酸はやや控えめ、凝縮した果実、粘稠な液体、アルコールは中等度、細かなタンニンが強めに口蓋に残る、少し甘さを感じる、余韻は非常に長く、口の中にこの粘稠な液体の味わいが長く長く残る。

イタリアらしいエネルギーと粘度に溢れた液体である。この1994は、トスカーナ、キャンティクラシコのリージョンはあまり良い年ではない。それ故か熟成感がでるとボルドーのような複雑な香りがでている。今から5年くらいが飲み頃だろう。

ブラインドでは、残念ながら最初の印象はボルドーで外してしまった。もう少しゆっくり時間をかければイタリアのワインはすぐに開いて来て正体を現してくるのだが。

ティニャネロとソライアはどちらもティニャネロの畑から取れたぶどうで作られる。畑は、キァンティクラシコの地域のグレーヴェとペサバレーの間に位置している。ティニャネロは、南西斜面の区画に由来し、この区画は15世紀まで起源を遡る。ティニャネロは、80%サンジョベーゼ、15%カベルネ・ソーヴィニョン、5%カベルネ・フランである。ソライアの区画はティニャネロの区画に隣接し、カベルネ・ソーヴィニョンとサンジョベーゼが植えられている。セパージュは、75%カベルネ・ソーヴィニョン、20%サンジョベーゼ、5%カベルネ・フランである。

総ての3種類のぶどう品種は別々に収穫され、発酵は、50ヘクトリットルの開放式の木樽で、サンジョベーゼは通常15日間、カベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニョンは通常20日間行われる。アルコール発酵が終わると、225リットルのフレンチオークの樽(新樽と1年樽のトロンセとアリエ)で熟成される。12-14ヶ月の熟成を経て瓶詰めされる。


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テイスティング: 2013年12月25日
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