Mazoyéres Chambertin V.V. Perrot-Minot 2004 マゾワイエール・シャンベルタン ペロ・ミノ

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MazoChamPeMi2004.jpgMazoyéres Chambertin V.V. Perrot-Minot 2004 マゾワイエール・シャンベルタン ペロ・ミノ

外観 ややエッジが薄くコアが濃いめの濃淡がついた奇麗なルビー色
香り 抜栓からすぐに全開である。スミレの花、赤系、黒系の果実、シナモン、アニス、深い土の香り、上品な革製品、など
味わい 程よい酸と果実の旨味のバランスが取れた液体。ミディアムボディ、口の中にフレッシュな果実とタンニンがこなれた濃いめのカカオなどが心地よく広がる。余韻に濃いめのカカオなどを中心にミネラル、赤い果実などが長く残る。

2004年のヴィンテージは酸が高く、果実味が控えめなせいか早く飲めるし、非常によく香る。このグラン・クリュでさえ開け閉てから凄く香り、味わいも開いている。
ペロミノのマゾワイエール・シャンベルタンの区画は、かなりモレ・サン・ド二よりである。そでれもやはりアニマルにちかい革の香りがするのでジュブレ・シャンベルタンらしいテロワールがある。


最近のペロ・ミノの作りは変わって来たようで、以前の強い抽出と新樽率が高かった時代から変わっているようだ。ホームページ書かれている醸造、瓶詰めまでの行程は以前に紹介されたのものとは違っている。

間引き、グリーンハーベストや化学肥料や殺虫剤の不使用を実践。収穫は手摘み。一度手摘みをされた果実は再度選果台で選果。そして完全除梗され、約14日間の14度での低温発酵。その後自然に発酵がはじまり、ポンピングオーヴァーにより柔らかい抽出を行い、ビジャージュは最低限しかしない。一旦発酵が終了後48時間静置後、樽詰めし、12から14ヶ月樽熟成します。ワインの芳香性を保つ為に、バトナージュは瓶詰め前に一度するだけ。
トロンセ、アリエ産の樽を使い、リッチさをそのまま出すために、無清澄、ノンフィルターで瓶詰めされる。新樽率はグラン・クリュ50%、プルミエ・クリュ40%、村名25%です。


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マゾワイエールはジュブレ・シャンベルタン村でも一番モレに接した南側、そしてシャルムの下にある。マゾワイエール・シャンベルタンは、シャルム・シャンベルタンとして売ってもよい。シャルム・シャンベルタンは、シャンベルタンの真下にある。ぶどう畑をマゾワイエールに持っている生産者は、マゾワイエール・シャンベルタンの名を選ぶことができる。

シャルムについて書かれていることはほぼマゾワイエールにも当てはまるだろう。ジュヴレ・シャンベルタンの特級畑総てのなかで、シャルムが一番わかりやすい。熟成はどれよりもはやく、柔らかいうえ、果実味が際立っている。思うにシャルムには、厳しいと言う表現は似つかわしくない。

ドメーヌ ペロ・ミノのサイト

テイスティング: 2013年12月27日
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