Clos-St-Denis Dominique Laurent 2001クロ・サン・ドニ ドミニク・ローラン

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ClStDenDoLaur2001.jpgClos-St-Denis Dominique Laurent 2001クロ・サン・ドニ ドミニク・ローラン

外観 エッジに軽くオレンジがあるルビー色
香り 赤い果実、アニス、いりごまの香り、アニス、ミネラル、石灰など
味わい 赤い果実、程よい酸、旨味、ミネラルなどがある。ミネラルが強く残る長い余韻がある。

これは、何と言うか,繊細なワインと言うよりはやっぱりクロ・ド・ラ・ロッシュに近い石灰、ミネラルを感じた。本日4本目のワインはさすがに酔っぱらっていて正確なテイスティングができていない。美味しかったのはそうだが、もう一度飲んでみたいワインである。

2000年よりマジック・カスクと異名をとる特製の新樽と旧樽を併用するようになり、エレガントさが加味され味わいが深化した。もはや新樽200%ワインという異名は過去の物となりつつある。


クロ・サン・ドニ Clos Saint-Denis
マット・クレイマーのブルゴーニュワインがわかるとクライブ・コーツのthe wine of Burgundyから。

1927年に,モレの地名にサン・ドニの名がついた。この畑は、村名の由来となった畑であるが、皮肉にもこの村の特級のなかではもっとも無名で、せいぜい義理でほめられているにすぎない。
しかしクロ・サン・ドニは際立ったフィネスと繊細を持つ。すぐれたクロ・サン・ドニは、力強さと微妙なあやとをあわせ持つ、まれなワインである。ロマネ・サン・ヴィヴァンのように贅を尽くした芳香を放つわけでもなくまた濃密な果実味があるわけでもない。しかし熟成させたものを味わうほどに、しみじみと駒しく思えて来て、人を虜にするだろう。

茶色のバジョーシアンの泥灰土で小石と言うよりは岩をより含んでいる。リンを多く含み、おそらくクロ・ド・ラ・ロッシュよりも粘度を少し多めに含んでいる。

このクロ・サン・ドニ は、モレ・サン・ドニの立地とは違い一番シャンボールに似ている特級区画である。柔らかく繊細、香りは女性的である。このワインがピークになると純粋さと気品を備えている。これは、クロ・ド・ラ・ロッシュとは全く異なる点である。フルーツの味わいは、ラズベリー、赤スグリである、構成は柔らかく気品がある。

テイスティング: 2013年12月27日
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