Barbicato Morellino di Scansano Alberese 2006 バルビカート モッレリーノ・ディ・スカンサーノ アジェンダ・アグリコーラ・アルベレーゼ

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Barbicato2006.jpgBarbicato Morellino di Scansano Alberese 2006 バルビカート モッレリーノ・ディ・スカンサーノ アジェンダ・アグリコーラ・アルベレーゼ

外観 微かにエッジにオレンジがあるガーネット色
香り カシス、杉、ミント、熟したフルーツ、コンフィ、スタイリッシュにクリーンな香り、
味わい しっかりしたエキス分が詰まった液体である。すっきりしたミントの味わいがあり、奥に熟した果実の味わいがある。酸もしっかりあり、果実の凝縮感があるわりに芯がある。タンニンはやや強めに感じられる。アルコール感やや強め。余韻も凝縮感と果実の味わいが強く長くつづく。

まだまだ強さが目立つワインである。2006年はトスカーナでも良い年でしっかりした味わいである。アルコール分も14.5%もあり、まだこなれていないのでアルコール分が強く感じるできである。新樽もかけてあり、スーパータスカンと範疇にはいるだろう。

サッシカイア, ティニャネッロ, ソライアなどの数々のスーパーワインを産みだしてきたイタリア最高の醸造家ジャコモ・タキスがトスカーナ南部のマレンマ自然公園の中にトスカーナ州が所有するアジェンダ、Albereseアルベレーゼの畑から生まれるワインを新たに手掛けた。

アルベレーゼの畑は、モレリーノ・ディ・スカンサーノ地区の中で最も海に近
い場所にあったのです。どちらの畑も海のおかげで,春は内陸部よりも1ヶ月も早く暖かくなり,夏は涼しく穏やかな天気で,雲が出にくく降水量も少ないというブドウ栽培に最上の条件が揃っている。

イタリア トスカーナ州  マレンマ D.O.C.
【品種】サンジョヴェーゼ 85%、カベルネ・ソーヴィニヨン 10%、メルロ 5%
【アルコール度数】14.5%

モッレリーノ・ディ・スカンサーノD.O.C.G.
2006年にD.O.C.G.に昇格。グロッセート県でサンジョベーゼをベースに作られる赤ワイン。この辺りはマレンマと呼ばれ昔は湿地帯だったところで、いまでも野性的な自然が多く残っている。

マット・クレイマーのイタリアンワインがわかるから
モレッロというサンジョベーゼの分枝種があり土着変種である。できるワインの濃い色から地元でそう呼ばれたのだが、これがすばらしい。
典型的なモレッリーノ・ディ・スカンサーノとは、濃いけれどタンニンが強くはなく、サンジョベーゼらしいブラックチェリーと野生のサクランボとを合わせたような風味がして、また特有の穏やかな土っぽさを持つものである。堅かったり、オークが勝ったり、長命であったりする必要はない。むしろ愛想がよくてしなやかで、輪郭がくっきりしている。


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テイスティング: 2013年12月17日
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