sipping wine

Gaja Ca'Marcanda Vistamare 2011ガヤ カマルカンダ ヴィスタマーレ

外観　緑がすこしかかったやや濃いめのレモン・イエロー
香り　ハーブ、蜂蜜、温度が上がってくると華やかな白い花の香り
味わい　すこしハーブのニュアンスを感じさせる果実味が膨よかで酸は中等度ある。中盤に果実の濃縮感を感じるが、ミネラル感は控えめ。ややアルコール感の強さを感じさせる。余韻は長め。最後にすこし苦味を感じる。

ブドウ品種：ヴェルメンティーノ 60％、ヴィオニエ 40％
アルコール度数　14%

温度を下げて飲み始めて、ゆっくり温度が上がってくるといつものヴィオニエらしい華やかな香りが上がってくる。非常にすっきり奇麗に作り上げられている。ニューワールド的な作りであるがこのバランスの良さはさすがガヤというところか。でもやっぱり6300円は高い。

ヴィスタマーレの初ヴィンテージは2009年、今回のヴィンテージは３年目である。ヴィスタマーレは、イタリア語でオーシャンビューの意味。
沿岸部のボルゲリ地区　トスカーナIGT

ガヤのネーミングは本当に面白い。ダルマジにしてもカマルカンダにしても。
カマルカンダはピエモンテ方言で「望みのない交渉」という意味。

ガヤはボルゲリでワイン造りをするにあたり、最高の土壌を求め最も適した土地を見つけました。しかし、その土地の所有者は首を縦に振りません。彼は何度も交渉に出かけるものの、ことごとく失敗。18回に及ぶ交渉の末、やっとその念願の土地に畑を取得しました。ピエモンテの自宅で妻からしばしば「またカ・マルカンダ(望みのない交渉)にいくの？」と呆れられていたそうなのです。そしてこのワイナリーに『カ・マルカンダ』と名付けたのでした。