Château Cheval Blanc シュヴァル・ブラン 1978

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ChevBlan1978.jpg外観 エッジにレンガ色があるガーネット色
香り やや温度が低いとすこしごぼうのような青さを感じさせる。温度が上がると複雑な香りである。ミント、トリュフなど、ただあまり右岸の伝統的な作りの土の香りがしない。常に上品な香りがするのである。
味わい 柔らかい液体、酸も程よく、タンニンも程よく溶け込んでいる。ミントなども感じる。しかし液体の凝縮感は強い。後半にこなれたタンニンを感じさせる。余韻も長く、ねっとりとした本当に旨味のある液体である。

作付け面積 カベルネ・フラン 58% メルロ 42%

鉄鉱石を岩床とした砂利の多い、砂礫質及び粘土質の土壌
極めてリッチ、完熟感があり、強烈でねっとしたワインを生み出す。


1978
春は寒く、雨が多く、6月、7月、8月上旬とお粗末な天候が続いた。8月中旬から天候が回復、続く9週間、晴れた、暑い、乾燥した天候が続いた。
ぶどうの成熟があまりにも遅れた為、収穫が始まったは10月7日と極めて遅かったが収穫中の天候は秀逸だった。
まずぶどうが十分に完熟できなかった。もう一つ果実の選別が当時行われていなかった。

ボルドーの天候を考えてもう一度テイスティングの記録をみると、ややカベルネ・フランの青臭い香りが強めであったが、味わいは素晴らしく旨味があった。
天候が不十分で果実の成熟度がよくないのもあったため香りの青臭さはあったが、果実がゆっくりと熟したせいで果実の旨味が凝縮していたと考えられる。


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テイスティング: 2013年4月 6日
My Rating(評価): 15/20
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