DRC Echézeaux 1988 DRC エシェゾー

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DRCeche1988.jpg外観 エッジがオレンジでコアはまだ濃いめのルビー色
香り これぞDRCの香りだろう、やや青さを感じさせるミント、トリュフ、バラのドライフラワー、白胡椒、ナツメグ、クローブ、アニマル、かるく赤い果実
味わい 一口飲むと、今まで隠れていた赤い果実が広がる、酸が豊富で甘さを感じる。タンニンはこなれている。強い凝縮感を感じる液体ではないが、余韻の中に奇麗な酸、ミネラル、熟成した旨味を長く感じる。

まず果実は非除梗、5−6日間のプレマセレーション、ルモンタージュをして、少しピジャージュをする。発酵期間は比較的長いが、過度のタンニンの抽出はしない。18ヶ月100%新樽で熟成。フィルターなしで瓶詰めした。

エシェゾーはクロ・ド・ブージョにつぐ広くグランクリュである。品質は一定せず、一番下部の斜面はほとんどヴォーヌ・ロマネの村名のワインと同じである。 
上部の斜面で急な所で13度の勾配。下部はほとんど平坦。表土はより肥沃で深くなり水はけは悪くなる。土壌は複雑で 一般には、バゾーシアンの泥塊とその表面は石灰石の多い土壌である。
エシェゾーは一般に、2流の特級である。Grands Echézeauxを最高とすると次は、グラン・エシェゾーの上部の土地である。Les PoulaillèresとEchézeaux-du-Dessus。 Les Poulaillèresは、ドメーヌ・ロマネ・コンティの畑である。この二つとEn Orveaux, Cruots,Champs Traversins, and Rouges du Basが二番目のランクに入る。それよりも低い所は、3番目のランクである。エシェゾーには最高級の凝縮感とフィネスがない。たいていは、ヴォーヌ・ロマネの1級のほうがいいことがあり、しかしそれよりも安いものを探すことはできない。グランエシェゾーと同様に、やや田舎っぽいが柔らかいタンニンである。非常に良いものもあるが、滅多にフィネスのあるものはない。以上から典型的なエシェゾーを表現しようとすることは無駄である。

テイスティング: 2013年4月 6日
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