Château Pétrus 2004 シャトー ペトリュス

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Petrus2004.jpg

外観 やや濃いガーネット色
香り まだまだ閉じている。
味わい 味もまだ開いていていない。あの官能的な果実の甘さを感じさせるものがまだない。液体はねっとりとした濃い果実味に溢れている。ただただ、最すごい味わいがあるはずなのにと思うだけである。

貴重な機会である。熟成した美味しいペトリュスを飲んだこともないのだが、こんな若いペトリュスを飲むなんて。ただ僕にはまだまだペトリュスの良さがわからない。もっと飲み頃のペトリュスが飲みたいと心の中で叫んでみるが、やっぱり今のところ美味しくないと思っていた方が幸せなのかもしれないと思う自分もいるのである。もう一度思うことは、やはり自分なら一番美味しい時期にワインを飲みたい。ただ人の好みがあるから若いワインが好きな人も一杯いるということだ。

ポムロールにあるシャトーでボルドー中で一番名声を得て、高価な赤ワインである。このワインは高騰しているラフィットよりもまだ高価であるし、ぶどう畑はラフィットの1割強しかないのである。幸いにまだ中国の手がついていないのか、ラフィットほどの高騰はない。

Pétrus"はラテン語で天国への入り口にある、天国の門("Pearly Gates")の守護者聖ペテロを意味である。
品種は95%メルロー 5%カベルネ・フラン

温度コントロールされたコンクリートタンクで20-24日間発酵される。100%新樽で20ヶ月熟成される。清澄してフィルターにはかけず瓶詰めされる。
1年で25000-30000本製造される。

畑の広さは、28.4 acres 1969年に オリジナル16acres.
メドックの5大シャトーの広さは、
ラフィット 247.1acres
マルゴー   192.7acres
ラトゥール 163acres
ムートン   204 acres
オーブリオン 106 acres
から比べればいかに小さいシャトーかわかる。

テイスティング: 2013年3月 2日
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