Château Mouton Rothchild 1980 シャトー ムートン・ロートシルト

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外観 エッジに淡いオレンジ色が入ったガーネット
香り ミント、焦げた杉、シダ、スーボア、軽いブレット、軽くまわすだけでミント、杉の香りが一段と増す。
味わい 粘稠な液体に甘さを含んだすっきりした味わい。口の中に含むと強い杉やミントの香りが広がる。液体は柔らかく、タンニンは細かくこなれていて、やや粘性が強い。酸も中等度ある。余韻にもカベルネを主張するタンニン、すっきりとした味わい、香りが長く残る。メルローも入っているはずの柔らかさだが、主張しているのは、カベルネ・ソーヴィニヨンの背筋が入った味わい,香りが中心である。これがムートンらしい。
アルコール度数12.5%
1980は難しい年だった。パーカーはこのヴィンテージのムートンに点数をつけていない。ただこうした悪い年だから、そのシャトーの努力がわかる。このワインは確かに弱い未熟なカベルネ・ソーヴィニヨンが少し香るが、ムートンが追求しているカベルネ・ソーヴィニヨンの凛とした品格を十分に現しているように思える。これが、ムートンの特徴なのだろうと最近思えるようになってきた。

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テイスティング: 2013年2月26日
My Rating(評価): 15/20
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