Roero Arneis Matteo Correggia 2011 ロエロ・アルネイス マッテオ・コレッジア

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

RoeArnMaCorr2011.jpg

外観 緑がかった濃いめのレモン・イエロー
香り ペッパー・ミント、ハーブ、蜜
味わい 濃厚な酸と甘みを感じる。粘稠で、豊かなハーブのフレイヴァーがある液体が口の中に広がる。酸もあるが、甘みもある果実が濃厚で凝縮感のある液体である。余韻には、果実の凝縮感、甘さなどが長く残るがそこにミネラルも感じられる。
ロエロ・アルネイス特有の果実のハーブ、甘さが強く感じられるワインである。
マッテオ・コレッジアの醸造
非常に軽いプレスのみ。100%ステンレスタンク醗酵。熟成。酸化に弱い葡萄なので酸素との接触を最低限に抑える。
DOCGロエロ・アルネイスのなかでアルバAlba周辺で産する桃やリンゴのフレーバーのする、潜在的に素晴らしい白。絶滅寸前だったが、1970年代に復活した。かぐわしく、フルーティで強烈。アルネイス種を使うワインは他にDOCランゲ・アルネイスがあるが通常アルバの北西の地帯ロエロで産するロエロ・アルネイスが良い
アルネイス種
ピエモンテの方言ではアルネイスとはごろつき、へそ曲がり、厄介者、頑固者といった意味でそれほどこのブドウを育てるのは当てにならず、腹立たしいと言う。
ピエモンテのブラとアルバの二つの待ちに挟まれたロエロと言う地区の、砂地ばかりを選んで栽培される。おな砂地には見事なアスパラガスが育つ。アルネイスは唯一、アスパラガスによく合うワインだと生産者が胸を張るのを聞いたことがあるが、実際その通りである。
では、アルネイスの何が特別なのか、いやせめてもどこが他と異なるのか。繊細でドライなワインとしては、干し草や野の花の匂いに加えて洋梨や青リンゴの香りがよぎる。よくある白ワインの香りのようだ。が、はっきりとわかるアーモンドの香りは、いかにも独特である。こういう特徴と控えめな魅力とが相まって、アルネイスは簡潔な魚料理やおだやかなチーズ、そしてアスパラガスがよく似合う。付け加えると、アルネイスは長くもたないので買うなら常に最新の収穫年にしたい。その繊細な香りはせいぜい3年ほどで衰えて、あらかた消え去ってしまうからだ。
マッテオ・コレッジャ
ロエロ地区きっての生産者の手になるアルネイスは、すっきりと輪郭がうつくしく、お手本のような味わい。
イタリアワインがわかる マット・クレイマーより。
テイスティング: 2013年1月 6日
My Rating(評価): 11/20
アクセス数:109