Chevalier-Montrachet Michel Colin Deléger 2001シュヴァリエ・モンラッシェ ミシェル・コラン・ドレジェ

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外観 やや濃い黄色めの黄金色
香り ミネラル、甘い蜜、ナッツ、バタースコッチ、焼きリンゴも少し
味わい ねっとりとした液体である、酸もしっかりあり、ミネラルもあるし、何よりも果実味の凝縮感がすごい。この凝縮した液体が口の中に広がり、豊かな酸を感じる。余韻も粘稠な液体と、果実感、酸、ミネラルが長く感じられる。奥に軽い苦味を感じる。これは、タンニンかミネラルが混じったような感じか。
神の雫に出てくるワインと2000年だった。これは2001年。ヴィンテージの違いが明らかに出ていて、このワインももうそのフレッシュ感が失われつつある。とても切り立った冬にそびえるモンブランの山ではない。2001年のシュヴァリエ・モンラッシェがこれほどだから、ブルゴーニュの2001年の白はもう飲みきった方が良いかもしれない。
シュヴァリエ・モンラッシェ
シュヴァリエ・モンラッシェはモンラッシェの真上に接している。モンラッシェと異なり、畑はすべてピュルニの村におさまる。だが、畑もワインも全く別物である。土壌はモンラッシェのそれよりもずっと石とチョーク質が多く、急勾配で、標高も高い。モンラッシェの畑があるのは250-270mのところだが、シュヴァリエは、265-290mのあいだのところにある。
シュヴァリエ・モンラッシェのみせるテロワールの味は、ことによるとブルゴーニュの白のなかで最も深くて強く、個性が歴然としているかもしれない。そのスパイスめいたところも比類がない。モンラッシェほど豊満ではないかわり、同じくらい品格に溢れ、比類ない美点となっている。モンラッシェが存在しなければ、かわりに王座にのぼるのはきっとシュヴァリエ・モンラッシェだろう。
ミシェル・コラン・ドレジェ
主にシャサーニュ・モンラッシェの作り手であるが、シュヴァリエ・モンラッシェも持っている。レ・ショメーは大変よく、概していかめしく険しいが、これは長所のほうで、テロワールの味わいもしっかりしている。2003年に息子のフィリップとブルーノに畑を分与している。ただ、いまだにシュヴァリエ・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェ アン・ルミリーは彼が作っている。
テイスティング: 2012年12月30日
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