Chateau Nenin 1961 シャトー ヌナン(シャトー ネナン)

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外観 エッジにオレンジのあるガーネット色
香り なめし革、ブレット、スーボア、ドライフィグ、ハーブ。。
味わい やわらかくこなれている。熟成しているにも関わらず酸もやや強めで残っている。液体の凝縮感は少なめであるが、これこそ古い伝統的な作りのポムロールである。
今回50年以上たったワインを何本も開けたのであるが、どれも状態がよく、しっかりした味わいであった。まだ死んでいないのである。ブショネ、熱劣化もなく状態も良い。これは奇跡的なことかもしれない。このヌナンもちゃんと飲めるワインだった。ただ、このエチケットを見るだけで価値があるワインでもある
シャトー ヌナン
ここはポムロールの中でも歴史のあるシャトーで、1847年から1997年まではデブジョル家の所有であったが、1997年にレオヴィル・ラスカーズの経営者であるミシェル・ドゥロンとジャン・ユベール・ドゥロンに売却された。もちろん偉大な成果が期待された。ヌナンはワイン愛好家の間に忠実なファンを持っているが、私は今に至るまでずっとその理由がわからないでいる。確かに1983年に試飲した1947年や俊逸な1975年にはうっとりしたが、そういった素晴らしいワインを物にすれば、ヌナンは良好であるが、残念ながらどこかがさつで、野暮ったいところがあると感じてしまう。
ドゥロン家が買い取るまでの1980年代、1990年代前半には、このシャトーに成功歴は存在していなかった。凡庸なワインになることが多かったし、1982年でさえ70点台半ばだったのだ。
ボルドー4版 パーカーより
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