Il Palagio Casino Delle Vie Toscana IGT 2008 イル・パラッジオ カジノ・デル・ヴェイ トスカーナ

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スティングがワインを作っているのを知って、2年前にはニューヨークのワインショップを探しまわったが誰もスティングがワインを作っていることを知らなかった。
その後、UK, USAで売られるようになって、日本では、まだ売らないんだろうかと思ってあせっていたがやっと手に入れることができた。最初に売り出したのが、このカジノ・デル・ヴェイの2008とシスター・ムーン2007である。どちらも一度飲んでまだまだ若かったのでどうだろうと思っていたが、カジノ・デル・ヴェイはやっと飲めるようになってきた。しかしこのヴィンテージは今ではもう手に入らないかもしれない。
そう言えば、これは、ジェロボアムのサイトではキャンティクラシコと書かれているが、DOCGのいつもシールが貼られていない。どうしてだろう?エチケット見れば,IGTである。それならシールはつかない。念のため本当の表エチケット(説明が書いてある)を掲載する。ここで感謝したいのは、気を利かせて日本の輸入元のシールがこのエチケットと重ならないように貼ってあることである。
スティングのサイト http://www.palagioproducts.com/the-wine/では,カジノ・デル・ヴェイとシスタームーン以外にフェンウィダンスという新しいブランドのキャンティの2010が売られている。以前のヴィンテージは既に売り切れている。
カジノ・デル・ヴェイは、19世紀に建てられたイルパラジオの農場の建物の名前。道ばたの小さな家と言う意味だが、他に、the muddling of the ways 直訳すると人生が逆さまになるくらい混乱に陥いるということだが、人が生きて行く道のりの中での哲学的な瞑想を行うことを意味しているらしい。人生の中で総て見失い、混沌としたとき、人生が逆さまになるくらいに感じる時に、一杯のワインを飲むと、心を落ち着かすことができるということか。
さすがスティングらしいネーミングである。このボトルだけは、スティングの曲のタイトルではない。
ラベルの絵は、カール・カーソニィーが、ボトルの上で指一本でバランスをとって文字通り逆立ちをしている。カーソニーは、1940から1950年代にラスベガスや世界中で活躍した曲芸師である。このエチケットの写真は、カーソニーが、ラスベガスのサハラホテルのてっぺんで逆立ちをしたときのものである。
外観 エッジにオレンジがあるガーネット色
香り プラム、ヴァニラ、甘い木樽、ハーブ(ナツメグ、シナモン、黒胡椒などなど)
香りが開いたときのハーブの豊かさと樽の香りのバランスがよい。
味わい ネットリとした甘さを感じる。その後熟した果実、タンニンが口の中に広がる。余韻に甘さ、タンニン、そして隠れていた酸がありそのバランスの良さを感じる。上品な作りをしたワインである。
アルコール度数13.5%
ぶどう品種 サンジョベーゼ 100%
これは以前にあけて、まだまだ若いと思ってとっておいたワイン。本当はスティングのワインだから、もっと早く飲みたかったのだが。デカンタをすれば今でも飲めるし、まだ2−3年はとっておいても大丈夫だろう。スティングやトルーディーがサイドビジネスで作ったワインとは思えないほどの上出来なワインである。
実は、スティングのワインやオリーブオイルを買いたくて知っているワインショップに入れてもらったのである。
まだシスター・ムーンはあるみたいだ。でも僕ももう少し買っておきたいんだけど。
オーボン・ブルゴーニュ http://m7233455.xaas.jp/docs/index.html
オー・ボン・ブルゴーニュ
営業時間:11:00~21:00/定休日:月曜日
〒466-0827 愛知県名古屋市昭和区川名山町93-24 広辞川名山ビル1F
 TEL:052-831-5505  FAX:052-831-5506
 E-mail:info@abb2005.com
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テイスティング: 2012年12月14日
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